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  • グループDクロアチアクロアチア vs スペインスペイン
  • 6月21日(火)深夜3:45

大黒柱を欠くクロアチアと待望のセンターFWを手にしたスペイン

チームの主軸であるモドリッチ欠場は、大きな打撃だ(写真:Getty Images)

隙がなくなりつつあるスペイン

 クロアチアは、優勝候補の一角としてスペイン戦に臨むはずだった。が、2-0でリードしていたチェコ戦75分に事態が暗転する。MFルカ・モドリッチが負傷退場した直後に1点を返され、ウルトラスが発煙筒を投げ込む騒ぎがあった後、アディショナルタイムにPKを決められて追いつかれ、勝ち点2を失う羽目になる。モドリッチが大黒柱であることはこの15分間に起こったことを見れば明らかだが、その彼がスペイン戦では欠場することがほぼ決定。クロアチアにとっては泣きっ面に蜂である。モドリッチの代役はMFマテオ・コバチッチが有力だが、ムラがあり、すぐにカッとしてファウルをもらう悪い癖もある。トップ下のMFイバン・ラキティッチを一列下げて使った方が、チームの機能性は落ちないと思うがどうか。クロアチアはボール支配を諦めるような戦い方はしてこないだろう。だからこそ中盤を誰で構成してくるかは見ものである。

 トルコに3-0で快勝して勝ち抜けを決めたスペインには、EURO連覇した時のような軽快なパスサッカーが戻って来た。何よりもFWアルバロ・モラタが2ゴールを挙げたことが大きい。FWフェルナンド・トーレス、FWダビド・ビージャ後のセンターFWの穴を彼が埋めるということは得点不足に終止符が打たれたわけで、このチームに隙はなくなる。首位抜けが懸っているこの試合、ビセンテ・デル・ボスケ監督はローテーションをしないだろう。クロアチアに勝てば、優勝候補の筆頭に躍り出て来るはずだ。

≪文=木村浩嗣≫

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