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  • グループDスペインスペイン vs チェコチェコ
  • 6月13日(月)夜9:45

不安を残す前回王者にチェコのカウンターが襲い掛かる


格下ジョージアに敗れ、不安を残したまま本大会へ(写真:Getty Images)


仮想チェコに敗れたスペイン

 7日のジョージア戦に0-1で敗れたとき、スペイン代表の1つの謎(正GKはイケル・カシージャスではなくダビド・デ・ヘアであること)が解決し、「こんな状態で大丈夫か?」という大きな謎が残った。

 一発のカウンターで失点し守り切られる番狂わせはサッカーではよくあること。だが、相手はFIFAランキング137位である。この対チェコ戦はジョージア戦と同様、「ポゼッションVSカウンター」という構図になるのだからスペイン側の心配は募る。スペインは、FWはアリツ・アドゥリスではなくアルバロ・モラタ、MFアンドレス・イニエスタとコンビを組むMFはチアゴ・アルカンタラではなくセスク・ファブレガス、ボランチはセルヒオ・ブスケッツで不動、右サイドはダビド・シウバ、左はノリートという中盤から前の構成となりそうだ。ベストの人選・並び(4-3-3)で臨むことが、守備的な相手に対する唯一最高の攻略法、という考え方だ。

 チェコはパベル・ブルバ監督の下、このグループで最も戦術的に鍛えられたチームであり、前からのプレスと引いてブロックで守るやり方を使い分けてくるだろう。必殺のカウンターの仕掛け手としては、お馴染みのテクニシャンMFトーマス・ロシツキ、元ウインガーでスピードある右SBパベル・カデラレック、長身で強靭なベテランFWトーマス・ネシッドに注目したい。0-0の時間帯が続いた後にチェコが先制すれば、精神的には意外に脆いスペイン、ビッグサプライズもある。

《文=木村浩嗣》

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