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  • グループDトルコトルコ vs クロアチアクロアチア
  • 6月12日(日)夜9:45

組織よりも個のタレントへの依存が高い両雄の激突


クロアチアの攻撃を組み立てるモドリッチ(写真:Getty Images)

 

トルコとクロアチア、2つの共通点
 飛び抜けて力の落ちるチームがない混戦のグループD。スペインが首位抜け候補、2位候補はクロアチアというのが下馬評だが、トルコ、チェコもオランダを蹴落としての本戦出場ということで決して侮れない。

 この試合で顔を合わせるトルコとクロアチアは、2つの点で似通っている。1つは組織よりも個のタレント頼りのチームであること。もう1つはそのタレント集団の頂点に立つのが、クロアチアはMFルカ・モドリッチ、トルコはMFアルダ・トゥランという攻撃的MFであることだ。

 誰がどのポジションでどのくらいプレーするかで攻守のバランスは決まり、中心選手の調子がチームのパフォーマンスに大きく影響する。その点、シーズンの疲れが不安視されたモドリッチも、逆にクラブでの出番が少なく試合勘が不安視されたトゥランも親善試合を見る限り調子が良さそうだ。

 FWマリオ・マンジュキッチ、MFイバン・ラキティッチ、DFダリオ・スルナらタレントの顔ぶれではクロアチアが上だが、ベンチを覗けば予選2試合で指揮を執っただけのアンエ・カシッチ監督と、通算10年のファシン・テリム監督では大きく差がある。空中分解しやすいタレント集団では監督の人心掌握術がものを言う。いろんな意味で互角の戦いになりそうだ。

《文=木村浩嗣》

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