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17/07/11【Jリーグコラム】昨季とは違う。磐田に備わる真の力強さ

(写真:Getty Images)

◆7月8日(土)開催 Jリーグ第18節
ジュビロ磐田1 - 0ヴァンフォーレ甲府


「後半の戦い方には感動したと、選手たちに伝えた」

 試合後、磐田の名波監督は昂ぶる気持ちを抑えながら、イレブンの奮闘を称えた。

 後半は完全に甲府のゲームだった。磐田は自陣でボールを動かされ、カウンターもなかなか決まらない。苦しい試合を強いられたが、ヤマハスタジアムのピッチには力強いサックスブルーの姿があった。川又、アダイウトン、中村俊が前線からコースを限定すれば、ダブルボランチの川辺とムサエフも激しく相手に挑む。宮崎、櫻内の両ウイングバックは後手に回ることなく相手をけん制した。3バックはほぼ必ず相手のフィニッシュ時に体を投げ出している。

「守備に自信を持っている」と充実の表情を浮かべたのは川辺。このボランチの言葉どおり、磐田は相手の攻撃に臆することなく戦い続けた。例えば、3年ぶりにJ1復帰を果たした昨季は一瞬のスキを突かれて肩を落とす試合が少なくなかった。粘り強さを示しても、相手にねじ伏せられていた。だが、今季はそんな光景が激減。鹿児島キャンプからの積み重ねが生きており、選手たちは気持ちもプレーも前向きだ。誰一人として自分の仕事に手を抜かず、最後までやり切る。当たり前のようで決して簡単ではないことを、選手たちは高いレベルで実践している。

「昨季や一昨季のJ2のときだったら間違いなくやられていて、同点、もしくは逆転されていたと思う」

 指揮官は、過去と現在の違いについてこう述べた。また、ピッチに立つ選手たちのパフォーマンスがベンチワークにも好影響を与えていると口にする。

「選手交代も含めて非常に良い波及をしたんじゃないかなと」。いまの磐田は、チーム全体がやるべきことを正しく理解している。

「J2時代にもできなかった5連勝をJ1で、しかも良い対戦相手にできたことは選手たちの努力、積み上げ、野心や野望に尽きる」

 名波監督はそううれしそうに言葉を紡いでいた。

文・青木 務

Jリーグ関連生放送予定

2017 天皇杯 3回戦

・ヴァンラーレ八戸 vs 名古屋グランパス
 7月12日(水) 夜7:00〜(生中継 NHK BS1 102)
・筑波大学 vs アビスパ福岡
 7月12日(水) 夜7:30〜(生中継 NHK BS 1 101) 

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017

・浦和レッズ vs ボルシア・ドルトムント
 7月15日(土) 夜7:00〜(生中継 フジテレビ系列)

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