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17/06/26【コンフェデ杯2017】W杯まであと1年。開催地ロシア・現地レポート

(写真:Getty Images)

 早いものでロシアW杯まであと1年。現地時間17日に開幕したコンフェデレーションズカップを現地で取材している河治良幸氏に、ちょっと気は早いが、W杯までに知っておきたいこと、知っておくと便利なことをレポートしてもらった。

 ここまで滞在したモスクワとカザンを中心に、街の様子や交通手段、ネット環境まで、さまざまな情報を網羅。現地観戦予定者にとっては良い予習になるはずだ。

[①モスクワ市内]治安は驚くほど良い。カフェやバーも充実!

 モスクワは首都だけあり非常に広いが、観光スポットは有名なクレムリンと赤の広場を中心に集中している。6月は晴れならTシャツで過ごせるが、雲がかかると急に肌寒くなるため日中でも薄手の上着は持っておきたい。カフェやバーが充実しているのも良い。ただ、ポプラの白い綿毛がかなり舞っていて煩わしく、花粉症のようなアレルギーが出る人もいるかもしれない。観光のオススメはトベルスカヤ通り近くにあるオペレッタ劇場。特にドレスコードはなく、リーズナブルな値段で良質なミュージカルなどを鑑賞できる。治安は驚くほど良く、常識範囲の注意で問題ない。地下道に日本企業の自動販売機が置いてあるのが一つの証拠だ。

[②物価]安価で美味しいランチも!

 1ルーブル=2円弱。モスクワとサンクトペテルブルクの物価は日本の首都圏と同じかやや高いと感じるぐらい。ただ、レストランの値段はピンキリで、300ルーブル(600円弱)で美味しいランチのコースが食べられる店もある。地方になるほど物価が安くなり、カザンはモスクワの半額程度。アパートメント型の部屋を借りてスーパーで食材を買うスタイルなら日本での生活費より安く抑えられる。

 宿泊代はW杯になると普段の数倍にはね上がるので、コンフェデの段階では査定しにくいが、やはり地方都市のほうがかなり安いだろう。

(写真:Getty Images)

[③交通]英語表記やサインも充実。カザンはタクシーが便利!

 多くの都市は空港から電車のアエロエクスプレスで市内に行くことができる。モスクワは地下鉄が張り巡らされており「M」のマークが付いている建物や階段から入る。1回55ルーブル(約100円)だが、試合当日はチケットを持っていれば係員が無料で通してくれる。モスクワの2会場は中心部から直通で行けるので便利。地下鉄内の表記やアナウンスはロシア語のほかに英語も最近追加され、スタジアムに向かう電車のホームには外国人でもひと目で分かるサインがある。

 カザンも市電やバスはあるが、タクシーの料金が安く利用しやすい。ただ、流しは少なく、専用アプリなどで呼べるようにしておきたい。

[④ネット環境]空港でSIMカード購入を!

 日本でレンタルすることもできるが、1週間以上の滞在では割高だ。SIMフリーのモバイル機器を持っていけば、空港でSIMカードを購入して、すぐに通話とインターネットが可能。データの容量は海外のほかの国より大きめで、150ルーブル(300円弱)で5GBまで使えるものまである。ただ、モスクワで購入する場合はロシア全土のものであることを確認しないと、他都市で使えず再購入するハメになるので要注意だ。カフェだけでなく、ほとんどの飲食店でWi-Fiがあるが、現在地の確認やタクシーを呼ぶなどの利便性と安全性を考えれば、道中のWi-Fi環境は確保したほうが良い。

[⑤覚えておきたいロシア語]トイレと会計の言葉は必須!

 ロシアW杯までに覚えておきたい便利な言葉を3つ挙げると、「グジェ・トゥアリェート(トイレはどこですか?)」「スコリーカ・ストーイト・エーカ(これはいくらですか?)」「スチョート・パジャールスタ(会計お願いします)」だ。海外で一番困るのはやはりトイレ。有料の公衆トイレは多いがコインが必要。値段はいつでも確認できるようにしたい。会計の言葉もよく使うので覚えておくと便利だ。また、「ズドラーストヴィチェ(こんにちは)」と「スパシーバ(ありがとう)」という挨拶言葉はコミュニケーションの意味で、英語が話せるロシア人に対しても使えるようにしたい。

文・河治 良幸

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