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17/06/21【コンフェデ杯注目国《ドイツ》】ゴレツカ、ブラント…若きドイツ代表、ロシアへのサバイバル

初戦のオーストラリア戦で見事勝利したドイツ代表レーブ監督(写真:Getty Images)

王者ドイツ、2018年のW杯を見据えて

 ヨアヒム・レーブ監督率いるドイツ代表は来年の本大会を見据え、若いタレントに経験を積ませるとともに、今後の選考へのふるいにかけるメンバー構成でコンフェデレーションズ杯に臨んでいる。

 世界王者となった2014年ブラジルW杯の経験者はユリアン・ドラクスラー(パリ・サンジェルマン)、シュコドラン・ムスタフィ(アーセナル)、マティアス・ギンター(ドルトムント)の3人のみ。EURO2016経験者を入れてもヨナス・エクトル(ケルン)、エムレ・ジャン(リバプール)、ヨシュア・キミッヒ(バイエルン)、ルロイ・サネ(鼻の負傷により大会を欠場)、そしてGKのベルント・レノ(レバークーゼン)とマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)の9人となる。

 欧州予選では現在6連勝。4試合を残して2位の北アイルランドと勝ち点5の差を付けており、ロシア行きはまず間違いのないところ。その状況でレーブ監督は若手中心のメンバーを組むことで、マヌエル・ノイアーやメスト・エジルといった主力選手にオフを取らせ、同時に選手層を高めるチャンスと見ている。その中でマルコ・ロイスに関してはレーブ監督のリストに入っていたが、けがのリスクも考え、本人と相談した上で招集を見送ったという。

3点目を決めたゴレツカ(写真:Getty Images)

豪州に勝利。ゴレツカらが活躍

 6月19日にソチで行われた豪州戦は、若きドイツ代表のレベルの高さとチームとしての不安定さの両方が見られた試合だ。レオン・ゴレツカ(シャルケ)、セバスティアン・ルディ(ホッフェンハイム)、ドラクスラーの3人で構成する中盤は豪州の激しいプレッシャーに動じることなくボールをつなぎ、3バックの両翼を高いポジションに上げてチャンスを作る。

 開始5分に右サイドをえぐったユリアン・ブラントの折り返しをラース・シュティンドルが右足で捉えたゴールはシンプルに相手のディフェンスを崩した完璧なゴールだった。その後もいつ追加点が奪えるかという試合展開だったが、41分にシュートがムスタフィに当たったリバウンドを決められる形で同点に。その3分後にゴレツカとシュティンドルの鋭いワンツーからPKを獲得。ドラクスラーが決めて再び勝ち越すと、後半の立ち上がりにはキミッヒのパスに抜け出したゴレツカが流し込んで2点差とした。

 しかし、粘りを見せる豪州の前にGKレノが普通なら考えにくいファンブルから押し込まれて2-3に。そこからの豪州のなりふり構わない攻撃をしのいで勝利したドイツだが、収穫と課題の両面が出た初戦となった。

 そうしたチームの中で非凡な存在感を示したのがゴレツカだ。シャルケで頭角を現してから、なかなか代表でのチャンスに恵まれなかったが、大会を通して活躍できれば本大会に向けた主力候補になっていく可能性は十分にある。

 また右サイドから効果的にチャンスを作り出したブラント、先制点を決めただけでなく、前線で幅広く顔を出したシュティンドルなどが、ここからどんな活躍を見せるかも楽しみなところ。また豪州戦に出場しなかった20歳のベンヤミン・ヘンリクス(レバークーゼン)がどう起用されるか気になるところ。ドイツ代表の2試合目は23日のチリ戦となるが、初戦でカメルーンに2-0で勝利した南米王者との試合はグループリーグ最大の注目カード。そこで若きドイツ代表がどういった躍動を見せるか注目だ。

文・河治 良幸

FIFA コンフェデレーションズカップ 2017 生放送予定

グループリーグ

・ロシア vs ポルトガル
 6月21日(水)夜11:50〜(生中継 NHK BS1)
・メキシコ vs ニュージーランド
 6月22日(木)深夜2:50〜(生中継 NHK BS1)
・カメルーン vs オーストラリア
 6月22日(木)夜11:50〜(生中継 NHK BS1)
・ドイツ vs チリ
 6月23日(金)深夜2:50〜(生中継 NHK BS1)
・メキシコ vs ロシア
 6月24日(土)夜11:45〜(生中継 NHK BS1)
・ニュージーランド vs ポルトガル
 6月24日(土)夜11:45〜(生中継 NHK BS1)
・ドイツ vs カメルーン
 6月25日(日)夜11:45〜(生中継 NHK BS1)
・チリ vs オーストラリア
 6月25日(日)夜11:45〜(生中継 NHK BS1)

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