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17/05/05【週刊 香川真司】苦手ケルンとスコアレスドロー後、今季を左右する重要な一戦へ

3試合ぶりに出場も勝利を呼ぶことはできず(写真:Getty Images)

ケルン戦6試合連続で未勝利へ

 ミッドウィークにバイエルンとの激戦を制してドイツ杯決勝進出を決めたドルトムントは、リーグ戦でも欧州CL本戦出場権獲得に向けて3位を確保したいところだったが、苦手なケルンを崩しきれず0-0のスコアドロー。

 3位ホッフェンハイムが試合終了間際のゴールで9位フランクフルトを下したため、順位は入れ替わった。

 MF香川真司はリーグ戦2試合ぶり、公式戦では3試合ぶりの出場となった。ドイツ杯準決勝バイエルン戦では4-4-2で臨んだトーマス・トゥヘル監督だが、この試合では疲労の残るMFウスマン・デンベレを外して香川をトップ下に配置した4-2-3-1を採用した形だ。

 連戦を考慮し、トゥヘル監督は右SBにはウカシュ・ピシチェクに代えてエリック・ドゥルム、CBにはスベン・ベンダーに代えてマティアス・ギンター、さらにラファエル・ゲレイロに代えてクリスティアン・プリシッチを先発に送り込んだ。

 ドルトムントは序盤にいくつかの決定機を迎えた。12分にはDFマルセル・シュメルツァーのクロスにFWピエール・エメリク=オーバメヤンが飛び込むが枠を捉えられず、15分には香川のクロスを押し込んでネットを揺らすが香川がオフサイドでゴールは認められず。

 その直後には相手のパスをカットした香川のスルーパスからあわやというシーンを作り出したが、ゴール前でクリアされた。34分にはFWマルコ・ロイスのシュートのこぼれをカストロが頭で押し込んだが、ゴール前でロイスが触ってしまったためオフサイドでまたもゴールは認められず。

 ドルトムントとしては多くの決定機を作り出した前半にゴールを奪えなかったのが最後まで響くことになってしまった。後半も相手を攻め立てたドルトムントだが、よりゴール前を固めたケルンをなかなか崩せない。

 65分にはドゥルムの折り返しを香川が右足で合わせるが、うまくミートせず枠を捉えらず。香川は「ボールは悪くないというかむしろいいボールだと思うんですけど、バウンドしていて合わせにくかったです」とこのシーンを振り返った。

 香川はこのシーンの直後に交代でピッチを後に、トゥヘル監督はデンベレとゲレイロを同時投入し、ケルン守備陣の攻略を図った。ところがデンベレの個人技頼みになったドルトムントの攻撃は単調になり、なかなかチャンスを作ることができない。サイドの幅を目一杯に使って相手の守備陣を広げることもなかったため、ケルンとしては守りやすかった。

後半ロスタイムにはピシチェクのクロスをゲレイロが頭で合わせるが、GKホルンの好セーブで最後までネットを揺らすことができなかった。

 ボール支配率66.2%対33.8%、シュート数23対5と数字の上ではケルンを圧倒したドルトムントだったが、これでドルトムントはケルン戦6試合白星なしとなった。

 試合内容を考えれば、ケルンにとっては納得の勝ち点1と言えるだろう。EL出場権獲得へ向けて厳しい戦いが続くケルンだが、まだ可能性を十分に残している。大迫は週半ばに発症した扁桃腺の炎症が収まらず、この試合ではメンバー外だった。

 両チームは次節、重要な直接対決に臨む。ドルトムントはホームにホッフェンハイムを迎える。ドルトムントは久しぶりに試合間隔が1週間空き、ローテーションを考慮せずに臨むはず。前回対戦でもデンベレが2アシストと大暴れしているだけに、この試合でも個人技重視の布陣で臨む可能性は高い。残りの試合数を考えれば、ドルトムントはここでホッフェンハイムに勝って逆転しなければ欧州CL本戦出場権の獲得は厳しくなる。リスクを負ってでも攻撃的に行かなければならないドルトムントを、ホッフェンハイムのナーゲルスマン監督がどのように迎え撃つかに注目だ。

 ケルンは6位ブレーメンとホームで激突。両者の勝ち点差は3ポイントで、ケルンは勝てば一気にEL出場権内に浮上する可能性がある。逆に敗れればEL出場はかなり厳しい状況に追い込まれるだけに、今季を左右する重要な一戦になりそう。体調不良から復帰する大迫はチームを救えるだろうか?

《文=山口裕平》

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