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17/04/29【セリエ】出場機会を得るも複雑なミラノの日本代表たち

 本田圭佑も長友佑都も、複雑な心境だろう。ようやく出場機会を手にしたにもかかわらず、チームはよもやの敗戦で批判のまっただ中にあるからだ。

ミラノダービーに出場した長友佑都(写真:Getty Images)

 ミラノダービーで10試合ぶりにチャンスを得た長友は、ライバルのクリスティアン・アンサルディの負傷もあり、フィオレンティーナ戦でもスタメンに名を連ねた。2試合連続の先発出場は、昨年10月以来、約半年ぶりのことだ。

 ダービーでもフィオレンティーナ戦でも、長友自身のパフォーマンスは悪くなかった。ミラン戦では最後にスソのアシストを許したが、終盤までの奮闘が評価され、フィオレンティーナ戦も崩壊した守備陣の中で健闘した。

 だが、インテルは5試合白星がなく、チャンピオンズリーグどころかヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得も危機にある。チームは2日の休息を取ってから合宿に突入。最終成績にかかわらず、「誇り」を見せることを求められている。

 3位ナポリとのビッグマッチで、背番号55は3試合連続のスタメン入りが予想されている。ホセ・マリア・カジェホンを抑えれば、さらに評価を高められるはずだ。それは、濃厚とも言われる夏の移籍への後押しにしかならないかもしれないが…。

エンポリ戦で17試合ぶりの出場を果たした本田圭佑(写真:Getty Images)

 一方、ミラノを去ることがほぼ確実とみられ、Jリーグ復帰説が浮上した本田も、前節エンポリ戦では17試合ぶりに出場機会を得た。87分からの、アディショナルタイムを含めても10分ほどのプレーでしかない。だが、ハイプレスからのボール奪取とチャンスメークなど、何かしらの印象を残そうという懸命さを見せた。

 それが結果につながれば完ぺきだったが、ミランは格下相手にまさかの黒星。インテルとの勝ち点差こそ変わらなかったが、ELストレートインを競うラツィオやアタランタに突き放されている。エンポリ同様に残留を争うクロトーネとの一戦は、万に一つも油断など許されない一戦となった。

 長友と異なり、本田は再び出場機会があるか分からない状況だ。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はエンポリ戦後に「偉大なプロフェッショナル」と評した背番号10にチャンスを与えてくれるだろうか。 

《J:COMサッカー編集部》

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