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17/04/19【ブンデス】CL出場権争いから残留争いまで、すべての争いが白熱

バイエルンはレバークーゼンとスコアレスドローに(写真:Getty Images) 

欧州CLを優先したバイエルン

 ブンデスリーガは第29節を終え、すべての争いが白熱している。5連覇を目指す首位バイエルンはレバークーゼンに引き分けて足踏み、2位ライプツィヒとの差は8ポイントに縮まった。欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いも3位ホッフェンハイムと4位ドルトムントが1ポイント差の争いを続けている。

 EL出場権争いはヘルタ・ベルリン、ケルン、フランクフルトの息切れが目立ち、フライブルク、ブレーメン、ボルシアMGが追い上げを見せている。残留争いも入れ替え戦圏内の16位アウクスブルクから13位ボルフスブルクまで1ポイントの中に4チームがひしめき合っている。

 首位バイエルンはアウェーで12位レバークーゼンと対戦。首位の座は安泰で、ホームでの第1戦を1-2で落としたCL準々決勝レアル・マドリー戦での逆転を狙うべく、FWアリエン・ロッベン、MFシャビ・アロンソ、DFフィリップ・ラームのベテラン主力選手をベンチスタートさせてこの試合に臨んだ。

 立ち上がりからバイエルンが優勢に進める。32分にはバイエルンが波状攻撃を見せ、最後はMFアルトゥーロ・ビダルがヘッドで押し込むがDFエメル・トプラクがラインぎりぎりでクリア。5分後にはFWトーマス・ミュラーのクロスをFWキングスレイ・コマンが合わせるが、GKベルント・レノが顔面でセーブするなどレバークーゼンも必死の守備を見せゴールを許さない。後半もバイエルンが攻め立て、ボール支配率66.4%対33.6%、シュート数21本対9本と相手を圧倒したが、最後までゴールを奪うことができなかった。

  バイエルンは火曜日にレアル・マドリーとの欧州CL準々決勝第2戦に臨み、週末は残留争い真っただ中のマインツをホームに迎える。実はマインツは昨季後半戦アリアンツ・アレナでバイエルンを破っており、最後にアリアンツ・アレナでバイエルンに土をつけたチームなのだ。過密日程のバイエルンが苦しい状況でこの試合を迎えることになるのは間違いなく、マインツにも十分にチャンスがある。 

早くも6位以上を確定させたライプツィヒ(写真:Getty Images)

躍進のライプツィヒ、欧州の舞台へ

 6位フライブルクとホームで対戦した2位ライプツィヒは4-0で快勝した。36分にFWユスフ・ポウルセンがセットプレーから頭で先制点を奪うと前半のうちにFWティモ・ベルナーが2点目を挙げ、後半にも2点を追加した。これでライプツィヒは5試合を残して6位以上を確保し、来季の欧州カップ戦出場権を確保した。

 3位ホッフェンハイムは8位ボルシアMGとの打ち合いを制して3位をキープ。3試合ぶりに先発出場したFWアダム・サライが期待に応える2ゴールを奪うが、ハンドが見逃される不運もあり前半のうちに同点に追いつかれてしまう。後半に入るとMFケレム・ディミルバイのFKがゴール前で誰も触れず直接ゴールに吸い込まれると、75分にはFWマルク・ウトゥが豪快なミドルシュートを蹴り込んで4点目。その後、両チームが1点ずつ加えて、結局5-3でホッフェンハイムが勝利した。

 残留争いでは下位チームが意地を見せた。勝たなければ降格が決まる18位ダルムシュタットは10位シャルケに勝って首の皮が一枚繋がった。立ち上がりにMFマリオ・ブランチッチのゴールで先制したダルムシュタットは、58分にPKを与えるがGKミヒャエル・エッサーが足でこれをストップ。その後、DFコケのヘディングで一時は同点とされたが、後半ロスタイムにMFジェローム・ゴンドルフが決勝ゴールを奪い、土壇場で勝ち点3をもぎ取った。

 EL出場権も見えてきていたシャルケにとっては痛い黒星。この試合ではDF内田篤人が2年ぶりにメンバー入りを果たしたが、出場はなかった。木曜日のEL準々決勝アヤックス戦を挟み、次節はホームに2位ライプツィヒを迎える。何とかEL出場権争いに食い込むためにも勝ち点がほしい。

 16位アウクスブルクと15位マインツはそれぞれ7位ケルン、5位ヘルタに勝利。FW宇佐美貴史が先発したアウクスブルクは前半に2点を奪うと、後半にオウンゴールで1点差とされるが、最後は何とか逃げ切った。ケルンのFW大迫勇也も先発し、8分には押し込むだけという決定機を迎えたが、モノにできなかった。FW武藤嘉紀が先発したマインツは、前半ロスタイムに奪ったMFダニー・ラッツァのゴールが決勝点になり1-0で勝利。ヘルタもFW原口元気が先発したが、守備に追われて見せ場を作ることはできなかった。ケルンは金曜日にホッフェンハイムをホームに迎え、ヘルタはボルフスブルクとのホームゲームに臨む。

 11位ブレーメンと13位ハンブルクの北部ダービーはブレーメンが2-1で逆転勝ち。3連勝と調子を上げていた17位インゴルシュタットは14位ボルフスブルクとの下位対決に敗れ、入れ替え戦圏との差は4ポイントに開いた。ハンブルクは次節、得意のホームに最下位ダルムシュタットを迎える。

《文=山口裕平》

ドイツ・ブンデスリーガの生放送予定

ブンデスリーガ第30節

・ボルシアMG vs ドルトムント
 4月22日(土)深夜1:24〜朝4:00(生中継 J SPORTS 4

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