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17/04/07【週刊 香川真司】バイエルンとの大一番を前に決めたリーグ戦今季初ゴール

ようやく今季リーグ戦初ゴールが出た香川(写真:Getty Images)

ハンブルク戦では全ゴールに絡む活躍

 ブンデスリーガ第27節ドルトムント対ハンブルクの一戦で、ようやくMF香川真司の今季リーグ戦初ゴールが生まれた。公式戦5試合連続となる先発入りを果たした香川は、1ゴール1アシストに加え、先制点に繋がるFKを獲得して全3ゴールに絡む活躍を見せた。

  ドルトムントは決定機を多く作り出しながらもなかなか追加点を奪えない歯がゆい試合内容となったが、終盤に突き放して3-0で勝利した。

「遅すぎる」と語った今季初ゴールが生まれたのは1点リードで迎えた81分。こぼれ球を前線で収めたFWピエール・エメリク=オーバメヤンが、競り合いで負傷した相手を振り切ってエリア左からグラウンダーのクロスを送るとゴール前に走り込んだ香川が右足で合わせた。8月のドイツ杯、11月の欧州CLでゴールを挙げていたが、リーグ戦では今季初。サポーターも香川コールで祝福した。

「ラッキーなゴール」と自身では振り返ったが、このところの香川の働きが報われた得点となった。立ち上がりにはワンツーで抜け出そうとした香川が倒されたFKからMFゴンサロ・カストロの先制点が生まれると、その後もドルトムントは香川から多くの決定機を迎えた。27分には右足のヒールで、73分には左足でオーバメヤンの1対1を作り出したがエースが決めきれず。58分にはデンベレの決定機も演出。自身もオーバメヤンのクロスから左足でシュートを狙ったが、ギリギリのところでMF酒井高徳にブロックされるなど、ゴールの気配はしながらもなかなか決めきれないでいた。

  そんな状況から生まれたゴール。前節シャルケ戦では香川のスルーパスから1対1を迎えたオーバメヤンが決定機を逸するなど、このところのオーバメヤンは香川の作り出したチャンスをいくつも逸していただけに、そのアシストは香川への贖罪となった。

  香川もロスタイムにオーバメヤンの追加点をアシストしてお返し。右サイドからのスローインをピッチ中央からダイレクトで前線に送ると、裏に抜け出したオーバメヤンが落ち着いてモノにした。

  すでに試合が決まっていた状況での追加点だったが、このゴールにはそれ以上の価値があると香川は考えている。「オバ(メヤン)が取ることが何より今のチーム状況では大事。彼が点を取ったことは、僕(が点を取ったこと)以上に大事なんじゃないですかね」とチームに勢いをもたらすゴールだと評価した。 

代表での試合を含めて、疲労もある中での連戦となる(写真:Getty Images)

過密日程の中で迎えるバイエルンとの決戦

 次節はいよいよバイエルンとの決戦に臨むことになる。両チームの勝ち点差は残り7試合で15ポイントと逆転はかなり厳しい状況だが、近年のドイツサッカーを引っ張ってきた両チーム同士のプライドを掛けた試合になる。

 4月は両チームともに過密日程となっている。問題は試合数だけでなく、重要な試合が続くことだ。バイエルンはレアル・マドリーと、ドルトムントはモナコとの欧州CL準々決勝を直後に控えており、下旬にはドイツ杯準決勝で再び両者は激突することになる。コンディションは完璧でなく、負傷者が続出する状況の中で両チームの自力が問われることになる。

  代表戦を挟み出場時間が長くなっている香川も、すでに疲労がたまり始めている。ハンブルク戦ではふくらはぎに張りを感じ、試合後はケアを行った。ただ、前半戦は出場機会を得られなかった香川にとっては大きなチャンス。

 「疲れもありますし、代表から帰ってきて中2日、中3日でこの試合も来ているので、それはどうしようもないこと。今はしっかりと一試合一試合、できるだけ自分のベストを出せるコンディションに持って行く。日程上、コンディションがパーフェクトになるのはなかなか難しいですけど、それはみんな一緒だと思うんで、できる限り調整をして次に持って行きたいなと思います」と意気込みを語った。

《文=山口裕平》

ドイツ・ブンデスリーガの生放送予定

ブンデスリーガ第28節

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