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17/02/24【リーガ】レアルがバレンシアに敗れて優勝争いが激化


首位レアルは前節、バレンシアに1-2で敗れた(写真:Getty Images)

白熱するリーガの優勝争い

 レアル・マドリーが週中のバレンシア戦に1-2で敗れ、未消化の試合を1つ残しながら2位バルセロナと1差、セビージャと3差、アトレチコ・マドリーと7差と優勝争いが俄然面白くなってきた。

 その上位4チームの直接対決アトレチコ・マドリー対バルセロナが今週末の最注目。前半戦の顔合わせはカンプノウでシメオネ監督のチームが勝ち点1を奪った(1-1)。今の状態もアトレティコ・マドリーが上だ。先週末から今週にかけてリーガ、CLと連勝。この間ガメイロが4ゴールを挙げ絶好調。ゲームプランは得意の堅守速攻で、ガメイロのスピードを生かしたカウンターで止めを刺すつもりだろう。バルセロナは0-4で敗れたCLパリ・サンジェルマン戦のショックから立ち直れるか? 相手のカウンターに手を焼いたレガネス戦(2-1)の終了間際決勝のPKを挙げたメッシが、個人技でチームを鼓舞できるだろうか?

 レアル・マドリーは2017年に入り10試合で5勝2分け3敗と無敗記録が途絶えてから急ブレーキがかかった。バレンシア戦では内容は悪くなかったものの、バランを始めとするDFにミスが出て試合開始後10分間の2発のカウンターに沈んだ。前半戦ホームで1-1と引き分けている強敵ビジャレアル相手に勝ち点を落とす可能性は大いにある。ビジャレアルは先週末ソシエダに1-0で勝利し、ELローマ戦の0-4の大敗からモラルを回復した。ラストプレーでカスティジェホが決勝ゴール。ポゼッションを握られてもしぶとく守る展開は今週末のリハーサルと言えそう。

 ベティスとセビージャは力の上では15位と3位という順位表通りの差がある。先週末の試合でも前者がグラナダに1-4の大敗、後者がエイバルに2-0で勝利となると一方的な展開になりそうだ。が、ダービーは別物である。前回の対戦でも格闘技のような激しい潰し合いの末のセビージャの辛勝だった。チームを動かす司令塔セバージョスがケガから回復し、セビージャのCLレスター戦の徒労感(圧倒しながらアウェイゴールを許す)につけ込めばベティスにも勝機がある。

 1週ごとに休みをもらっている乾は今週のマラガ戦は先発する番。セビージャを苦しめたプレスの強度を維持しつつ攻撃でもフレッシュさを期待されるウインガーは、ローテーションしないと消耗してしまうのだろう。ここ4試合で3勝1敗11得点3失点と好調なチームの波に乗ってそろそろゴールが欲しいところだ。マラガは先週末ラス・パルマス相手に3カ月ぶりの勝利。その試合で復活をアピールし昨年までのチームメイトのところへ戻って来るケコに注目したい。

 先週末ともに敗れたラス・パルマス(対マラガ2-1)とソシエダ(対ビジャレアル0-1)には共通の問題点がある。60%以上のボールの支配を効率的に得点に結び付けられないところだ。どちらがポゼッションを握るかは大きな注目点となるが、フィニッシュでヘセ、ボアテング、カルロス・ベラ、ファンミらの攻撃タレントが個でどこまで違いを作り出せるかにも注目したい。

《文=木村浩嗣》

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