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17/01/31【ブンデス】シンプルだけど半端ない大迫の2ゴール

2ゴール1アシストと大活躍したケルン大迫勇也(写真:Getty Images)

 ブンデスリーガ第18節でケルンはダルムシュタットを相手に敵地で6-1と大勝。アンソニー・モデストとの2トップで出場した大迫勇也は2得点1アシストに加え、先制点となるオウンゴールを誘発するなど、地元紙のMOMに選出される活躍で勝利に大きく貢献した。勝ち点30としたケルンは7位で、原口元気を擁する6位のヘルタ・ベルリンに勝ち点3差としている。

 最下位のダルムシュタットを相手に攻勢をかけたケルンは前半32分にFKのセカンドボールからコンスタンティン・ラウシュが右に展開。パベル・オルコウスキが折り返したクロスに大迫が飛び込んで合わせに行くと、それを防ごうとしたDFアイダス・スルの左足に当たり、ゴールに吸い込まれた。結果的に大迫の足には触れておらず、記録はオウンゴールとなったが、この先制点が大迫による“ゴールショー”の呼び水となった。

 ケルンの2点目は3分後の前半36分、大迫の豪快なヘディングシュートによってもたらされたが、それは本格派ストライカーの理想的なフィニッシュだった。シンプルなポストプレーで左サイドラウシュにつなぐと、その大外でパスを受けたレオナルド・ビッテンコートが持ち上がる間に、最短距離でゴール前に走り込んでDFの合間に走り込む。そして完全なフリーの状態で左足のクロスにドンピシャのタイミングでヘッドを合わせ、GKミヒャエル・エッサーの足下に叩き込んだ。

 今季の3点目となるゴールは自陣から3本のパスでゴールに結び付けるというシンプルだがダイナミックな流れで、大迫の本領が発揮された。このシーンでポイントになったのが、大迫が走り込んだ位置だ。相手CBの2人はカウンターで攻め上がってくるケルンに対し、相棒のFWモデストと右サイドから斜めに飛び出して来たMFクリスティアン・クレメンスをマークする状態になっていた。その合間に大迫がトップスピードで走り込んできたため、とっさに対応することができなかったのだ。

 短い時間の中でも攻撃陣が見事に連動し、そのフィニッシャーとして大迫が見事なゴールを決めた形だ。前半42分には大迫のいい守備から、ラウシュのクロスをモデストが鮮やかなボレーシュートでダルムシュタットを突き放した。このシーンではニアでビッテンコート、ファーで大迫がDFを引き付けていた。後半にはPKにより1点を返されたが、大迫の2点目となるゴールが勝負を決定付けた。

 後半27分、自陣のセカンドボールからマルコ・ヘーガーが前線にロングボールを蹴り込むと、モデストとDFアイダス・スルが競り合いで交錯して、こぼれたボールを大迫が素早く拾い、そのまま前方に持ち込んで右足のグラウンダーシュートでゴール左済に決めた。終盤にカウンターからFWアルチョムス・ルドネフスのパスにMFミロシュ・ヨイッチが合わせて5得点目をあげると、後半44分には大迫の見事な反転パスからルドネフスが止めとなる6得点目を記録した。

 まさに“大迫デー”となった試合で再び評価を大きくあげた大迫はこれで今季4得点。攻撃において多様な役割が求められるが、ストライカーとしてさらに得点を積み重ねることで、信頼も高まるはずだ。

《文=河治良幸》

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ブンデスリーガ第19節

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