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17/01/24【ブンデス】マインツ武藤、復帰のケルン戦は“らしい”動きもゴールならず


先発復帰初戦はスコアレスドローとなった武藤(写真:Getty Images)

武藤が今季初の先発出場

 ブンデスリーガは冬の中断明け最初となる第17節。マインツのFW武藤嘉紀が、FW大迫勇也を擁するケルンをホームに迎えた一戦で13試合ぶりの復帰。今季初めてのスタメン出場を果たし、89分までプレーしたが得点は無く、チームも0-0の引分けとなった。

 MFユヌス・マリがボルフスブルクに移籍し、主力FWのジョン・コルドバは前節フランクフルト戦の一発退場により、2試合の出定停止という状況で、小柄なFWパブロ・デ・ブラシスと2トップを組んだ武藤。3バックのケルンに対し、相手ディフェンスを背負いながら縦パスを引き出し、そこからライン裏に飛び出す形を狙う。

 9分にはケルンのMFヨナス・ヘクターがコントロールにもたついたところで武藤がボールを奪い、素早く受けたMFレビン・エズトゥナリが2人をかわして鋭いシュートを放ったが、GKトーマス・ケスラーに阻まれた。さらにカウンターから武藤が起点を作り、前半だけで8本のシュートを数えたが、決定的なシーンにはいたらない。

 武藤にとって最大の得点チャンスは52分に訪れた。デ・ブラシスがMFダニー・ラッツァからの縦パスを受け、反転で前を向く。相手3バックの合間にポジションを取っていた武藤はオフサイドラインのギリギリで飛び出す。ラッツァは3バックの1人であるDFドミニク・マローを手前につり出して、背後の武藤にグラウンダーのパスを通した。

 GKトーマス・ケスラーと1対1になった武藤は、前に出ながら全身でブロックに来たGKに対し、右足のシュートで破ろうとするが、足で弾かれてしまう。そのリバウンドから走り込んできたデ・ブラシスがシュートするも枠外に外れ、マインツは大きな先制チャンスをものにできなかった。

 67分にはダニエル・ブロジンスキの右からのクロスに合わせ、武藤がDFパベル・オルコウスキとフレデリク・フレンソンの間のスペースに入り込んだ。結局ディフェンスのファウルすれすれの対応に阻まれてしまったが、インに動き出してからタイミングよくDFの間に入り込んでいく、実に武藤らしいプレーだった。なかなかチャンスをものにできないマインツは終盤に左のスローインからディフェンスラインの背後に抜けた大迫に決定的なシュートを打たれるが、GKヨナス・レッスルが何とか弾き出し、スコアレスドローとなった。

 9月29日のヨーロッパリーグで相手DFに倒され、右膝の負傷で離脱していた武藤。昨年だけで3度目の怪我となり、当初の予定より長いリハビリを要し、中断明けに切り替えて調整してきた。シュートは1本に終わったものの、公式データでは11.51キロの走行距離に達し「集中ラン」が両チームでトップを記録するなど、復帰戦としては上々のパフォーマンスだった。

 FWのコルドバがもう1試合欠場となるため、おそらく次節のドルトムント戦でもスタメンのチャンスをもらえるはず。8月27日の対戦でゴールした相手から再び決めることができるのか。MF香川真司もスタメンの可能性が高いだけに、日本のファンにとっても注目の試合となりそうだ。

《文=河治良幸》

ドイツ・ブンデスリーガの生放送予定

ブンデスリーガ第18節

・ドルトムント vs アウグスブルク
 1月28日(土)夜11:24〜深夜2:00(生中継 J SPORTS 2

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