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17/01/19【週刊 岡崎慎司】首位チェルシーに完敗、吉田との日本人対決が実現するか

チェルシー戦で途中出場した岡崎(写真:Getty Images)

チェルシー戦は2点ビハインドから出場

 14日に行われたプレミアリーグ21節のチェルシー戦で、レスターのFW岡崎慎司はベンチスタートとなった。

 クラウディオ・ラニエリ監督がピッチに送り出したのは3バックの3−5−2。チェルシーの3−4−2−1に対抗しようと、守備時に5−3−2に変形するシステムで迎え撃った。

 岡崎の代わりで2トップの一角に入ったのは、スピードがあるFWアーメド・ムサ。FA杯3回戦エバートン戦(4日)の2ゴールで勝利の立役者となったナイジェリア代表FWがスタメンに入る一方、日本代表FWは公式戦2試合連続でベンチスタートになった。

 試合は、開始6分にチェルシーが先制する。右サイドからのクロスボールをMFエデン・アザールがキープし、フリーで待っていたMFマルコス・アロンソがネットを揺らす。守備を固めてカウンターに活路を見出そうとしたラニエリ監督は、いきなり出鼻をくじかれた。

 その後も、チェルシーペースで試合は進む。チェルシーでは、アントニオ・コンテ監督との衝突から退団も噂されるFWジエゴ・コスタが欠場。1トップの位置に入ったエデン・アザールでは最前線でボールを収められず、攻撃の怖さは半減していたが、それでもレスターは防戦一方の戦いを強いられた。51分にふたたびアロンソがネットを揺らすと、この時点で勝負は決したようなものだった。

 岡崎に出番の声がかかったのは、2点目の失点から9分後。投入時は「監督は『もう策がない』って感じでしたね。だから同じポジションに入って、『なんかやってくれ』って感じだった」という。ピッチ外から戦況を見つめていた日本代表FWは、自分なりに考えてパフォーマンスに移した。

「個人的に見ていて感じたのは、センターバックやボランチがボールを持った時に、前線の選手が誰も中盤まで降りていないこと。やっぱり、最前線にいる2人が一緒に裏を狙うとなると(難しい)。もちろん『脅威やな』とは思いますけど、あれだけ下げさせられた状態から2人でバッと前にいくよりも、(2トップのうちの)1人を中盤に残しておく。そして、もう1人に裏を狙わせる。だから、中盤でタメを作ったり、ボールを受けたりする選手が必要かと思いました。

 中盤まで降りて受けるプレーは、うまくできたと思います。自分たちがボールを持っている時間も少なかったので、個人的には、できることをやり尽くしたかなって感じです」

 たしかに岡崎は、その言葉通りに攻撃を活性化しようとした。中盤まで降下してパスコースをつくり、敵を背後に背負いながら鋭くターンして局面打開も図った。しかしながら、試合の流れを引き寄せることはできなかった。

 敗戦の主因は、チーム全体が引きすぎてしまったことにある。システム上は3−5−2ながら、ウィングバックが常に最終ラインまで後退し、チェルシーに気持ち良くパスを回された。もともとの実力差は当然あるが、チーム全体の構造的問題が完敗につながった。この日の戦いぶりからも、レスターの苦戦はしばらく続きそうだ。

 気になる次節は、DF吉田麻也のいるサウサンプトンとの一戦になる。昨季からレスターでプレーする岡崎とプレミア在籍5季目の吉田は、ピッチ上で顔を合わせたことがないだけに、先発から遠ざかる日本代表FWも「全力でアピールします」と誓った。

 プレミア22節は、日本人対決にも注目が集まりそうだ。

《取材・文 田嶋コウスケ》

イングランド・プレミアリーグの生放送予定

プレミアリーグ第22節

・マンチェスター・シティ vs トッテナム
 1月21日(土) 深夜2:23〜朝5:00(生中継 J SPORTS 4
・アーセナル vs バーンリー
 1月22日(日) 夜11:08〜深夜1:30(生中継 J SPORTS 2

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