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17/01/06【セリエA】2017年初戦も、本田と長友はベンチスタートか

1月の移籍を示唆するコメントも出した本田(写真:Getty Images)

5年ぶりにタイトルを獲得したミラン

 上り調子にあるミラノ勢にとって、新年初戦が重要であることは言うまでもない。だが、MF本田圭佑とDF長友佑都は2017年の最初の試合もベンチでキックオフを迎えることになりそうだ。

 ミランは最高の形で2016年を締めくくった。開幕前の予想を裏切ってリーグで上位を競い、最終戦ではユベントスとのスーパーカップを制して5年半ぶりにタイトルを獲得。クラブの身売りをめぐるキナ臭い話は絶えないが、2017年はさらなる飛躍が期待される。

 弾みをつけたい初戦の相手は、14位カリアリ。年内最終戦でサッスオーロ相手に大逆転劇を演じているが、ミランとすればホームで勝利が求められる一戦だ。当然、全力で勝ち点3を目指しており、指揮官はベストメンバーを起用するとみられる。本田がスタメンに名を連ねる可能性は低い。

 加えて本田にとって厳しいのは、クラブがMFスソの控えとなる右ウィングの獲得に動いていることだ。エバートンのMFジェラール・デウロフェウらが候補と言われるが、補強が実現した場合、公式戦18試合で出場5試合の背番号10は、さらに厳しいポジション争いにさらされることとなる。

 となれば、去就をめぐる報道が再燃するのも当然だ。3日にマーケットがオープンしてから、サンダーランドやワトフォードといったプレミアリーグのクラブからの関心や、以前からうわさされるMLSへの移籍が再び取りざたされている。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が残留を報じるなど、契約最終年の本田が今季末までミランに残り、シーズン後にフリーで去るとの見方も少なくない。ただ、本田自身も移籍を選択肢の一つに挙げており、今後が不透明なことは確かだろう。 

ベンチスタートが多い長友はレギュラー奪還を目指す(写真:Getty Images)

不安定な立場にある長友の去就は?

 本田ほどではないが、長友にも去就に関するうわさが浮上している。サンプドリアやサンダーランドからの関心が報じられた。だが、強烈なインテル愛で知られる長友だけに、本人は乗り気ではないと言われている。

 長友の移籍がうわさになるのは、今季の背番号55が立場を確立できていないからだ。ステファノ・ピオリ現監督は、DFクリスティアン・アンサルディとDFダニーロ・ダンブロージオを両サイドバックの軸に据えていった。長友にチャンスが回ってくることもあるが、現時点で控えであることは否めない。

 2017年初戦となる敵地でのウディネーゼ戦も、長友はベンチスタートの見込みだ。12月を負けなしの3勝1分けで過ごした10位のウディネーゼとの試合は、インテルの今後を占う一戦。負傷明けのMFギャリー・メデルを除いて、ピオリ監督もベストメンバーで臨むだろう。

 インテルはリーグ戦で3連勝、ヨーロッパリーグ(EL)を含めれば4連勝で2016年を終えた。紆余曲折を経て、ようやく調子を上げつつあるところだ。だが、目標であるチャンピオンズリーグ出場圏に浮上するには、ビッグクラブとの対戦がない1月に連勝街道を進むことが必要となる。

 EL敗退で欧州の舞台から姿を消し、マーケットでも人員削減の必要性が叫ばれるインテルだけに、その大事な1カ月でどれだけアピールできるかが、シーズン後半戦での起用法につながることは想像に難くない。1月はコッパ・イタリアもあり、日程が厳しいだけに、長友は出番が回ってきたときにチャンスを絶対に逃さないことが求められる。

 束の間のオフも日本での婚約発表やイベント参加など忙しかった長友だが、結婚が決まった今はモチベーションも最高潮のはず。ぜひとも、プライベートでの充実ぶりを練習場と試合のピッチの上でも発揮し、近年のように最後はレギュラーの座を手にして、公私ともに“ハッピーエンド”を迎えてほしいところだ。

《文=J:COMサッカー編集部》

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