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16/12/29【ブンデス】ライプツィヒに快勝のバイエルンがクリスマスの王者に

重要なゲームでゴールを決めたレバンドフスキ(写真:Getty Images)

前半で試合を決めたバイエルン

 2016年のブンデスリーガは王者バイエルンが「いつも通り」首位をキープし、「クリスマスの王者」としてウィンターブレイクを迎えることになった。

 年内最終戦にして最大の注目カードとなったのが、首位バイエルン対2位ライプツィヒの頂上対決。試合前の時点で両者の勝ち点差はなく、バイエルンが得失点差で7ポイント上回っているに過ぎなかった。

 いつも通りのメンバーで臨んだライプツィヒに対し、バイエルンのカルロ・アンチェロッティはFWトーマス・ミュラーに代えて負傷明けのFWアリエン・ロッベンを選択。結局この試合でミュラーに出番が回ってくることはなかった。

 試合前は接戦が予想されていたが、キックオフの笛が鳴ると立ち上がりからバイエルンがライプツィヒを圧倒すると、17分には先制点を奪う。エリア右深くに侵入したDFフィリップ・ラームのクロスをFWロベルト・レバンドフスキがニアで合わせると、これはポストを叩くもMFチアゴ・アルカンタラがこぼれ球を押し込んだ。

 8分後にはバイエルンが追加点。後方からビルドアップを図ったライプツィヒに対し、バイエルンはチアゴが猛烈なプレスを掛けるとケイタのパスミスを誘発。ボールを拾ったレバンドフスキ、チアゴと繋ぎ、最後はMFシャビ・アロンソが右足で蹴り込んだ。

 25分で2点差とされ苦しい状況に立たされたライプツィヒは何とか反撃の糸口を掴みたいところだったが、30分に試合を決める出来事が起きる。ラームがボールを奪ってカウンターに転じると、FWエミル・フォスベルクが後ろからスライディングで倒して一発退場。前半終了間際にレバンドフスキがPKで3点目を奪った時点で試合の行方は完全に決まってしまった。 

カルーの今季5点目もありヘルタが勝利(写真:Getty Images)

ヘルタとフランクフルトが3位、4位に浮上

 後続集団にはまたも変化があった。最下位ダルムシュタットをホームに迎えた4位ヘルタ・ベルリンは2-0で勝って3位に浮上。前半はダルムシュタットに多くのチャンスを許したヘルタだったが、53分にDFマルビン・プラッテンハルトが30メートルのFKを直接決めて先制に成功する。66分にはプラッテンハルトのFKをFWサロモン・カルーが頭で合わせて追加点。その後両チームともにゴールを目指したが、そのまま試合は終了した。

 テロ事件が起きたばかりのベルリンで行われたこの試合は、普段より約1万人少ない観客が見守る中、厳かな雰囲気で行われた。チームは再び3位に浮上することができたが、街に勝利を捧げることができたという意味でも重要な試合だった。

 4位にはマインツを3-0で下したフランクフルトが食い込んだ。18分にFWブラニミル・フルゴタが奪ったゴールで1点をリードしたフランクフルトは、55分にFWジョン・コルドバがDFダビド・アブラハムと倒れた際に足を踏みつけて一発退場。その後、エイメン・バルコクとフルゴタが追加点を奪ってライン=マインダービーを制した。

 ホッフェンハイムはブレーメンに追い付かれて5位に後退した。未だにリーグで唯一無敗を守っているホッフェンハイムだが、16試合のうち10試合が引き分けと勝ち切れない試合が多いことも事実ではある。FWサンドロ・ワーグナーの今季9点目でリードを奪ったものの、終盤に同点ゴールを許した。その後逆転のピンチもあったことを考えれば勝ち点1でも良しとしなければならないが、欧州カップ戦出場権獲得を目指すのであれば、後半戦に向けた課題になってくるだろう。

 7位ケルンは5試合白星なしでウィンターブレイクに入ることになった。チームにはケガ人が相次いでおり、レバークーゼン戦でもベンチの半分を若手選手が占める苦しい台所事情だった。チームはすでに補強を進めており、ケガ人も戻ってくれば再び上位争いに食い込んでくるだろう。

《文=山口裕平》

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