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16/12/21【ブンデス】年内最後のリーグ戦で、バイエルンとライプツィヒの直接対決が実現

公式戦で初めてバイエルンと対戦するライプツィヒ(写真:Getty Images)

3位以下を引き離すバイエルンとライプツィヒ

 2016年のブンデスリーガもいよいよ残すところ2試合。第15節では首位バイエルンと2位ライプツィヒが快勝した一方で、後続が相次いで勝ち点を落とし上位2チームと3位の差は9ポイントに広がった。

 首位バイエルンは最下位ダルムシュタットに苦しみながらも1-0で勝利し、首位をキープした。カルロ・アンチェロッティ監督はマインツ戦以来、リーグ戦で採用している4-2-3-1でこの試合に臨んだ。

 バイエルンはこの試合で73.2%のボール支配率を記録したが、バイエルンのシュート13本に対して相手にも10本のシュートを許した。試合が動いたのは71分で、25メートルの距離からポストをかすめてネットに突き刺さるコスタの豪快なFKだった。

 2位ライプツィヒは3位ヘルタを迎えての上位決戦。いつも通り4-4-2で臨んだライプツィヒに対し、パル・ダルダイ監督もいつもの4-2-3-1ではなく、FWユリアン・シーバーを2トップの一角に起用した4-4-2を選択した。なお、前節出場機会のなかった原口も先発復帰を果たしている。

 シュート数16本対3本、ボール支配率でも64%対36%と、試合はライプツィヒが圧倒する展開となった。強固な守備ブロックからのカウンターを狙いたいヘルタだったが、ライプツィヒの圧力の前に効果的な攻撃を繰り出すことができず、この試合で最後まで枠内シュートを放つことができなかった。

 なかなかゴールが生まれずてこずったライプツィヒだが、41分にエリア内でフリーになっていたFWティモ・ベルナーが決めて先制。後半もライプツィヒのペースは変わらず、62分にはCKからニアでフリーになっていたDFビリ・オルバンが頭で決めて追加点。試合を通して力の差を見せつけたライプツィヒが、ヘルタ守備陣の隙を見逃さずにゴールを奪って快勝した。

 これで今年のブンデスリーガは、同勝ち点で並ぶ首位バイエルンと2位ライプツィヒの頂上対決で締めくくられるというファン垂涎の展開となった。今年は日程の都合上、第17節が1月に行われるため前半戦王者の決定は年を跨ぐが、ウィンターブレイクを首位で迎えることには大きな意味がある。近年、急激にカテゴリーを上げてきたライプツィヒはこれまでに公式戦でバイエルンと対戦したことがなく、初の激突が頂上決戦という形になる。バイエルンが王者としての意地を見せるのか、あるいはライプツィヒの勢いが上回るのか、目が離せない一戦になる。

長谷部は奮闘も、チームを処理に導くことはできず(写真:Getty Images)

 2強を追う4チームは足踏み

 今節は3位から7位までがいずれも白星を挙げられなかった。5位フランクフルトは15位ボルフスブルクに0-1で敗戦。この試合でMF長谷部誠は出場停止のDFティモシー・チャンドラーに代わって右WBとしてプレーし、スポーツディレクターが変わったボルフスブルクは移籍志願の懲罰でメンバーから外れていたMFユリアン・ドラクスラーが先発入りを果たしていた。

 試合は33分にそのドラクスラーのCKをDFジェフリー・ブルマが合わせてボルフスブルクが先制する。フランクフルトは後半に長谷部がエリア内で倒されてPKを獲得するも、FWアレクサンダー・マイアーが外して同点ならず。結局、試合はそのまま終了し、フランクフルトは9試合ぶりの黒星を喫した。

 7位ケルンも14位ブレーメンに勝ち切れず、1-1のドローに終わった。28分にはFWアントニー・モデステのシュートのこぼれをFWアルチョムス・ルドネフスが押し込んで先制したが、40分にMFセルジュ・ナブリーの豪快なミドルシュートをGKトーマス・ケスラーが防ぎきれず同点に。65分にはショートカウンターからFW大迫勇也が絶好のポジションでシュートを放つが、これはわずかにゴール左に外れた。最後まで決勝点が奪えなかったケルンは、これでリーグ戦4試合白星から遠ざかっている。

《文=山口裕平》

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