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16/12/17【プレミア】首位チェルシーを追うのはどこか

先発起用に結果で応えたセスク(写真:Getty Images)

クリスマスを首位で過ごすチェルシー

 プレミアリーグはミッドウィークに第16節を行った。首位のチェルシーをはじめ、リバプール、マンチェスター・シティ、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドが勝利を収めた一方で、アーセナル、レスター・シティが敗れた。この結果、1節を残してチェルシーがクリスマスを首位で迎えることが確定している。

 9連勝でリーグの首位に立つチェルシーは、アウェーで最下位のサンダーランドと対戦。チェルシーはMFエデン・アザールとMFネマニャ・マティッチに代えて、MFウィリアンとMFセスク・ファブレガスが先発出場。前半40分には、セスクとウィリアンのパス交換から、最後はセスクがミドルシュートを決めて1点をリードする。

 その後のチャンスを生かせなかったチェルシーだが、FWジャーメイン・デフォーやFWアドナン・ヤヌザイら、タレントを擁するサンダーランドにもGKティボー・クルトワの好セーブもあり、ゴールを割らせなかった。前半の1点を守り抜き、ここ10試合で8度目のクリーンシートで、勝ち点3を上積みした。

 リーグ戦の連勝を10に伸ばしたチェルシーは、中2日で迎える第17節では、クリスタルパレスと対戦する。ミッドウィークのゲームでマンチェスター・ユナイテッドに1-2で敗れたものの、互角に渡り合った試合内容に手応えを感じとっているはずだ。アウェーでの2連戦となり、疲労の蓄積が心配されるだけに、休養十分のエデン・アザールの活躍に期待がかかる。 

 ユナイテッドは運はなくとも、結果を出し始めたか(写真:Getty Images)

負けられない戦いの続くユナイテッド 

 リーグ戦で勝てない試合が続いていたマンチェスター・Uは、クリスタルパレス戦に勝利したことで、第15節のトッテナム戦に続き2連勝を飾った。前半のアディショナルタイム、MFフアン・マタがゴール前に入れたフリーキックをFWズラタン・イブラヒモビッチが胸で流す。このボールをMFポール・ポグバがゴールに沈めて先制点を挙げる。勝てない時期、「もっともアンラッキーなチーム」と、ジョゼ・モウリーニョ監督は自クラブを評していたが、この場面ではポグバはオフサイドポジションにいたが得点は認められた。

 しかし、後半に同点ゴールを決められると、その後は相手の明らかなハンドが見逃され、マタの勝ち越しゴールもオフサイドと判定されるなど、運を味方に付けたとは言えない展開が続く。それでも、試合終了間際の88分にイブラヒモビッチがポグバのスルーパスから難しいゴールを決めて勝利をつかみとった。

 そのユナイテッドは第17節で、ウェストブロムと対戦する。直近の7試合の成績では、ウェストブロムに2勝2分け3敗と負け越しており、赤い悪魔にとっても油断はできない一戦だ。ウェストブロムはミッドウィークのスウォンジー戦を勝利したが、その試合を欠場したDFジョニー・エバンズは古巣との一戦にも間に合わないかもしれない。ユナイテッドもDFエリック・バイリーがヒザの負傷で欠場となる見込みだが、DFアントニオ・バレンシアとDFクリス・スモーリングは復帰できる。引き分けが多いものの、リーグ戦7戦無敗のユナイテッドにとっては、後半戦につなげるためにも落とせない一戦だ。 

今季2敗目を喫したアーセナル。勝利したエバートンも気の抜けない試合が続く
(写真:Getty Images)

第17節、注目の2試合

 第17節で大きな注目を集めるのが、マンチェスター・シティとアーセナルの一戦だ。マンチェスター・シティは、ミッドウィークのワトフォード戦に2-0で勝利。前半にMFケビン・デブライネのクロスからDFパブロ・サバレタが先制点を決めると、後半にもMFダビド・シルバが2点目を決めて、連敗を2でストップした。

 しかし、台所事情は苦しい。FWセルヒオ・アグエロとMFフェルナンジーニョは出場停止が続き、MFイルカイ・ギュンドアンも負傷のため、長期離脱を強いられることとなった。チェルシー、トッテナムという上位クラブに敗れているだけに、上位を争うライバルにこれ以上の勝ち点を与えたくないところ。

 アーセナルはミッドウィークのエバートン戦を1-2で落とし、今季2敗目を喫した。直近の6試合3勝3分けのシティ戦で、立て直しをはかりたい。リーグ戦7試合連続失点を喫しているが、GKペトル・チェフはこれまでのキャリアにおいてプレミアリーグで8試合連続失点を喫したことがない。しかし、シティとの試合は過去6試合で24点が入るという打ち合いになっているだけに、その記録を維持することは難しいかもしれない。

 シティでは10試合ゴールがないものの今季リーグ最多の8アシストを記録しているデブライネ、アーセナルでは昨季13得点4アシストだったが、今季はすでに12ゴール5アシストとMVP級の働きを見せているFWアレクシス・サンチェスに注目したい。

 もう一つのビッグマッチが、2位に浮上したリバプールとエバートンのマージーサイドダービーだ。ミッドウィークの試合では、リバプールがミドルスブラに3-0で快勝し、エバートンはアーセナルに2-1の逆転勝利を収めた。

 キャプテンのDFフィル・ジャギエルカを出場停止で欠くものの、エバートンは今季、ホームで8試合を行い4勝4分けと無敗をキープ。だが、リーグ戦のダービーでは11試合未勝利という不名誉な記録が続いている。それでも、アーセナル戦の勝利は5試合未勝利だったチームに大きな自信をもたらしており、初めてマージーサイドダービーを戦うロナルド・クーマン監督が歴史を変えるかもしれない。

 ミドルスブラ戦でリーグ戦3試合ぶりとなる勝利を収めたリバプール。最近のリーグ戦8試合のうち7試合で複数のゴールを挙げているリバプールにとっては、FWロメル・ルカク、MFロス・バーンリーといった選手たちをどう抑え込むか、守備面がポイントになるだろう。

 近年、マージーサイドダービーは負け知らずで、ここ11試合の結果は4勝7分け。この記録は1979年3月から1984年3月まで続いた11試合無敗に並んでいる。今回の試合も負けなければ、ダービーの新たな無敗記録を更新するが、勝ち点「6」差を付けられている首位のチェルシーを追走するためには、勝ち点3を取りたい一戦だ。

《文=河合拓》

イングランド・プレミアリーグの生放送予定

プレミアリーグ第17節

・マンチェスター・シティ vs アーセナル
 12月18日(日) 深夜0:53〜深夜3:30(生中継 J SPORTS 2
・エヴァートン vs リヴァプール
 12月20日(火) 朝4:53〜朝7:30(生中継 J SPORTS 4

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