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16/12/16【週刊 香川真司】長引く負傷で復帰のめどは立たず、ケルン戦も欠場

ケルン戦も負傷によりメンバー入りできなかった香川(写真:Getty Images)

ドルトムントは苦しみながらも勝ち点1を奪う

 15ゴールで得点ランク首位FWピエール・エメリク=オーバメヤンと12ゴールで同2位モデステによるストライカー対決に注目が集まった第14節7位ケルン対6位ドルトムントは、終了間際のゴールでドルトムントが同点に追い付き、1-1の痛み分けに終わった。

 ミッドウィークに行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)レアル・マドリー戦では4バックでドローに持ち込み首位通過を決めたドルトムントだが、この日は前節ボルシアMG戦と同じく3バックで臨んだ。前節左センターバックを務めたDFマルク・バルトラに代わってDFエリック・ドゥルムが左WB入り、右WBを務めていたDFウカシュ・ピシチェクが右CBにスライドした点以外はボルシアMG戦と同じメンバー、システムだった。

 MF香川真司はこの日も負傷の影響でメンバー外。ケルン戦に向けてチーム練習に合流することができておらず、復帰の目途が立っていない。

 先制ゴールを奪ったのはケルン。28分にピシチェクがミスからボールを奪われた相手を倒してFKを与えると、DFヨナス・ヘクターの左足をFWアルチョムス・ルドネフスが頭で合わせた。これでドルトムントはリーグ戦3試合連続で先制点を許すことになったが、今回の失点も主将のトラップミスからと自ら試合を難しくしてしまった。

 ドルトムントは9分にFWマルコ・ロイスのクロスからオーバメヤンがネットを揺らしていたが、オフサイドでゴールは認められず。攻撃は前線に入ったオーバメヤン、ロイス、MFウスマン・デンベレの個人技頼みとなり、先制点以降はケルンにボールを持たされなかなか突破口を見出すことができないまま時間が進んで行く。なお、この日オーバメヤンはシュートを1本も放つことができなかった。

 相次ぐケガ人もトーマス・トゥヘル監督の采配を難しくした。失点直前の27分には内転筋を痛めたピシチェクに代わってバルトラが投入され、後半にはMFゴンサロ・カストロとDFソクラテス・パパスタソプーロスも負傷交代を強いられ、トゥヘル監督は戦術的な交代カードを1枚も切ることができず。

 リードを奪ったケルンはカウンターから効率よくゴールを仕掛け、追加点を狙った。50分には高い位置でDFマルセル・シュメルツァーのパスを奪ったFW大迫勇也がモデストへスルーパス。相手GKをかわしてあとはゴールに蹴り込むだけのモデストだったが、角度があまりなかったため決めきることができなかった。

 このシーンに代表されるように、カウンターの起点になったのが大迫だ。ピンチの芽を摘み取ろうとするドルトムント守備陣のプレッシャーを受けながらも上手くいなして前を向き、あと一歩というシーンをいくつも作り出す。ドルトムント守備陣も、大迫を止めるにはファウルしかないという場面がいくつもあった。

 ただ、そんな展開でもゴールを奪えるのがドルトムント。アディショナルタイム突入が迫った90分、右サイドでデンベレのパスを受けたラモスが中央に折り返すと、中央でフリーになっていたロイスが右足で蹴り込んだ。ロイスは今季リーグ戦初ゴール。逆転はならなかったが、土壇場で同点に追い付いたドルトムントが勝ち点1を拾った。

 両者の順位は変わらず、ドルトムント6位、ケルン7位のまま。ドルトムントは次節、金曜日にアウェーで4位ホッフェンハイム戦に挑む。前節フランクフルトとスコアレスドローを演じたホッフェンハイムは、未だにリーグ戦無敗を維持している唯一のチームだ。いまやリーグきっての戦術家の地位を築いたユリアン・ナーゲルスマン監督が、ドルトムントの攻撃陣に対しても組織的な守備で対応してくるのは間違いないが、彼らがただひきこもるだけというのも考えにくい。両者がどのように組み合うのかにも注目だ。

 ケルンもアウェーでブレーメンと対戦する。前節は3位のヘルタ・ベルリンを退けているだけに油断は禁物。3試合勝利がないケルンとしてはそろそろ勝ち点3が欲しいところだ。

《文=山口裕平》

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