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16/12/08【週刊 香川真司】右足首の負傷で別メニュー調整が続く

香川不在でもドルトムントはボルシアMGに快勝(写真:Getty Images)

今後に備えて治療に専念

 前節フランクフルトに敗れ7位に後退したドルトムントは、不調に苦しむ13位ボルシアMGに快勝した。ケルンを除く上位チームがそろって勝ったため順位に大きな変動はなかったが、しっかりチームを立て直し上位戦線に踏みとどまった。

 前節、負傷の影響でベンチ外となったMF香川真司は、回復が間に合わず今節もメンバー外となった。久々にミッドウィークの試合がなかったドルトムントだが、香川は別メニューでの調整が続き、試合前最後の公開練習となった木曜日もランニングを行っていた。

 痛めているのは右足首。8月の代表戦で痛め、第2節ライプツィヒ戦欠場の原因となった箇所と同じだと考えられる。戦列には戻ったものの痛みを抱えながらプレーをしていたことを、前節フランクフルト戦の前日会見でトーマス・トゥヘル監督が明かしていた。2ゴール1アシストをマークしたレギア・ワルシャワ戦後に状態が悪化したのか、ここでしっかりと治療することをクラブと本人が判断したようだ。

 この試合でトゥヘル監督は大きく手を加えてきた。この日採用したフォーメーションは5-2-3。前節の4バックにDFマルク・バルトラを加え、2ボランチにはMFゴンサロ・カストロと前節途中交代を命じられたMFユリアン・バイグルに代えてMFヌリ・シャヒンを起用。前線にはFWピエール・エメリク=オーバメヤン、FWマルコ・ロイス、FWオスマン・デンベレが並んだ。

 立ち上がりはこのところ安定感がない守備陣がいきなり失点を許してしまう。6分、相手のクロスをバルトラがヘディングでクリアするが、これがエリア縁に立っていたFWラファエルの下へ。絶好のチャンスを右足で蹴り込んでボルシアMGが先制に成功する。

 しかし、すぐさまドルトムントが同点に追い付く。中盤からデンベレがエリア手前に走り込んだロイスへパスを送ると、トラップが大きくなったところをオーバメヤンが右足ダイレクトで蹴り込んだ。ドルトムントとしてはすぐに同点に追い付いたことで嫌な流れを断ち切ることができた。16分にはピシチェクのゴールでドルトムントが逆転。右CKをニアでバルトラがそらすと、相手GKの前でDFウカシュ・ピシチェクが頭で触ってコースを変えたゴールだった。

 36分にはシャヒンが負傷交代を強いられるも、ドルトムントはその後も追加点を奪っていく。64分、相手のトラップミスを奪ったロイスがエリアへ走り込んだデンベレへ送ると、キックフェイントで相手をかわして右足で3点目を奪う。ボールを受けると右後方から相手選手が迫っていることを察知し、他のDFのいる左へ持ち出して相手を引き付けてからキックフェイントで一気に3人をかわして見せたデンベレの落ち着きは見事だった。

 さらに68分にはオーバメヤンが4点目を奪う。エリア付近に走り込んだデンベレのパスを受けたロイスがトラップで相手をかわすとゴール前を横断し、ヒールパスを受けたオーバメヤンが右足で決めた。これでオーバメヤンは今季リーグ戦15点目となり、2位のモデストに3点差をつけた。ロイスはこの日3アシストを記録したが、これは自身にとって初めてのこと。

 試合はそのまま終了し、ドルトムントが4-1でボルシアMGとのボルシア対決を制した。ドルトムントはミッドウィークにアウェーでの欧州チャンピオンズリーグ(CL)レアル・マドリー戦を挟み、週末にはケルンとのアウェー戦に臨む。すでに決勝トーナメント進出は決まっているが、1位突破を掛けた直接対決なだけに消化試合とは言えない。ドルトムントは引き分け以上で1位突破が決まる。

 7位に後退したが、上位争いを続けるケルンとの対決も難しい試合になるだろう。過去2シーズンの対ケルン戦成績は2分2敗。アウェー戦は2年連続で敗れているだけに、苦手意識を払拭したいところだ。

《文=山口裕平》

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ブンデスリーガ第14節

・バイエルン・ミュンヘン vs ヴォルフスブルク
 12月10日(土) 夜11:24〜深夜1:53(生中継 J SPORTS 4

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