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16/10/29【週刊 岡崎慎司】チームの潤滑油として先発メンバーに向けて大きくアピール

今期リーグ戦初ゴールを決めた岡崎慎司(写真:Getty Images)

 レスターの岡崎慎司が、国内リーグ戦で5試合ぶりに先発した。しかも、今季リーグ戦で初ゴールを奪取。豊富な運動量を生かしチームの潤滑油としても機能し、定位置獲りに向けて大きくアピールした。

 攻守両面でエネルギッシュに動き回る岡崎が先発に復帰したことで、レスターは昨季のプレースタイルを取り戻した。その効果のほどは多く語られているので割愛するとして、今後、新機軸になりそうな可能性を示したのが、イスラム・スリマニと岡崎の2トップだった。

 クリスタル・パレス戦ではFWのジェイミー・バーディーがスタメンから外れ、スリマニと岡崎が2トップに入った。運動量豊富で利他性も高い岡崎は、誰とでも合わせられる柔軟性を持ち合わせており、スリマニともスムーズに機能した。バーディーとも良質のコンビネーションを構築しているだけに、こうした柔軟性は「岡崎の特性のひとつ」と言ってもいいだろう。

 高さのあるスリマニが最前線に張り、運動量豊富な岡崎がその後方で支えながら走り回る。2人のコンビは補完性が高く、クリスタル・パレスの守備陣は彼らを捕まえきれなかった。

 岡崎もスリマニとのコンビネーションについて、「悪くなかったと思います」と手応えを語る。さらに、バーディーとの違いについて次のように語った。

「バーディーよりも、スリマニの方が僕の動きを見てくれる感じ。ただその分、(ゴール前まで)一人で行ってくれる感じではないですね」

 DFラインの背後にパスが出たら、とにかくゴール前まで突っ走ってシュートに持ち込もうとするのがバーディーの持ち味だ。しかし、彼ほど爆発的なスピードを持たないスリマニは、単独突破が難しい。敵が寄せてくると、味方の動きに合わせて自然とパスを選ぶ。

「意外とスリマニも下がってきて(パスを)受けたりしてくれたので、いいコンビネーションができていたと思う」と岡崎が語るように、最前線につけるスリマニがポストプレーで落とし、岡崎がDFラインの背後に飛び出していくプレーは、今後増えていくだろう。

 その一方で、守備面におけるスリマニとの連携については次のように証言した。

「僕が『一緒にプレスかけていこう』と話しているのに、スリマリと一緒にやっていると、『そこは行かへんのかい!』という場面がよくあった。ただ、欧州でプレーしている選手って、たぶんそういう感じだと思うんですよ。プレスをかけるときもあれば、やらないときもある。プレッシャーのかけ方は、バーディーの方がうまいと思います。だけど、僕はそんなこと言える立場じゃないので(笑)。『全部フォローしたる!』ぐらいの気持ちでやっていました。あとは、相手のボランチにフリーでボールを持たせないように気をつけていた。(寄せていくのが)遅れてしまっても、このチームを助けるために、相手にプレッシャーを与える仕草をちょっとでも見せる。それは気にかけていましたね」

 3-1で勝利したクリスタルパレス戦は攻守のバランスが良く、クラウディオ・ラニエリ監督も「今季ベストパフォーマンス」と絶賛した。はたして、イタリア人指揮官は29日のトッテナム戦でどんなメンバーを送り出すか。

《取材・文=田嶋コウスケ》

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