プレミアリーグプレミアリーグ

16/10/22【プレミア】スタンフォード・ブリッジに帰還するチェルシー史上最高の監督にコンテが挑む

試合後、挨拶を交わすモウリーニョとクロップ(写真:Getty Images)

モウリーニョがスタンフォード・ブリッジへ帰還

 第8節の注目カードだったリバプールとマンチェスター・ユナイテッドの一戦は、スコアレスドローに終わり、両チームともに勝ち点1を分け合った。公式戦5連勝で大一番を迎えたリバプールは、この試合でもFWロベルト・フィルミーノやMFフェリペ・コウチーニョがゴールに迫ったが、GKダビド・デ・ヘアの壁を破ることができなかった。攻撃的なチームをつくるユルゲン・クロップ監督、守備の堅いチームをつくるジョゼ・モウリーニョ監督の特長が出た一戦と言える。だが、アウェーゲームであったことを考えれば、良い結果をつかんだのはユナイテッドの方だろう。

 そのユナイテッドは、ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)でフェネルバフチェと対戦して4-1と快勝しており、良い流れで第9節の最注目カードとなるチェルシー戦を迎えられるだろう。

 チェルシーは過去2シーズンのプレミア王者対決、イタリア人監督対決など、注目されるポイントが多くあった前節のレスター・シティ戦で3-0と完勝した。アーセナルに完敗してからアントニオ・コンテ監督が導入した3バックは、一定の成果を収めている。優勝争いを繰り広げるだろうビッグクラブに、この戦い方が通用するかが試される試合になる。この試合では、昨季途中までチェルシーを率いていたモウリーニョ監督が、スタンフォード・ブリッジに戻ってくる。チェルシー史上最高の監督であるモウリーニョのチームを破れば、コンテの評価はさらに高まり、チームも上昇気流に乗りそうだ。

 リバプールは、ホームでWBAと対戦する。ユナイテッドに続き、守備を固めてくる相手との一戦で、しっかりゴールを奪い取れるか。昨シーズンの対戦は、2試合ともにドローに終わっているが、ここで足踏みをするようだと、優勝争いに絡むのは難しくなる。フラストレーションの溜まったであろうアンフィールドのファンに、歓喜を届けたいところだ。 

古巣との一戦で無様な姿を見せたクラウディオ・ブラーボ(写真:Getty Images)

 10月未勝利のシティは浮上のきっかけを見出せるか

 得失点差で「1」、アーセナルを上回り、首位に立っているマンチェスター・シティは、ホームにサウサンプトンを迎える。ペップ・グアルディオラ監督就任後、破竹の勢いを見せていたチームだが、9月末から急激に失速。欧州チャンピオンズリーグ(CL)のセルティック戦を3-3で引き分けて以降、第7節ではトッテナムに0-2で敗れて今季初黒星。

 続く前節のエバートン戦では、前半、後半にPKを得ながらも、MFケビン・デ・ブライネ、FWセルヒオ・アグエロがPKを失敗。FWロメル・ルカクに先制点を許す難しい展開となったが、それでもMFダビド・シルバのクロスからFWノリートがヘディングでゴールを決めて、辛くも引き分けた。ところが、その後のCLバルセロナ戦では、FWリオネル・メッシにハットトリックを決められるなど、守備が崩されて0-4の大敗。足元の技術がしっかりしているということで獲得されたGKクラウディオ・ブラーボは、この試合でも最後尾でパスミスを犯し、相手のシュートをエリア外で手を使って止めて一発退場となった。そこから3失点を喫して0-4と惨敗している。

 対照的にサウサンプトンは、5節以降のリーグ戦では3勝1分けと負けていない。直近の6試合で7ゴールを挙げているFWチャーリー・オースティンの決定力は、守備陣が自信を失っている今のシティにとっては大きな脅威となるだろう。悩めるシティが得意のホームゲームで浮上のきっかけを見出すか、それとも…。

 アーセナルは前節、ボブ・ブラッドリー新監督を迎えたスウォンジーに3-2と競り勝った。その後のCLルドゴレツ戦でも、MFメスト・エジルのハットトリックの活躍もあり、6-0の快勝を収めている。今節で対戦するミドルスブラは、直近の5試合で1分け4敗。アーセン・ベンゲル監督の誕生日に行われる一戦の結果次第では、首位に立つ可能性も十分だ。

《文=河合拓》

イングランド・プレミアリーグの生放送予定

プレミアリーグ第9節

・アーセナル vs ミドルズブラ
 10月22日(土) 夜10:53〜深夜1:30(生中継 J SPORTS 4
・チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド
 10月23日(日) 夜11:45〜深夜2:30(生中継 J SPORTS 4

Copyright (c) Jupiter Telecommunications Co., Ltd. All Rights Reserved.