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16/09/23【プレミア】コンテの無敗記録ストップのチェルシーは、ビッグ・ロンドン・ダービーに臨む

 開幕戦の5試合を3勝1分け1敗で終えたリバプール(写真:Getty Images)

ビッグクラブに強いリバプール

 第5節、注目の一戦であったチェルシー対リバプールは、敵地に乗り込んだリバプールが2-1で勝利を収めた。前半17分にセットプレーでマークのミスが起きたところを逃さなかったリバプールは、DFデヤン・ロブレンが先制点を挙げる。さらに36分にはMFジョーダン・ヘンダーソンが美しいゴールを決めてリードを広げた。後半にFWジエゴ・コスタに1点を返されたが、アントニオ・コンテ監督の無敗記録をストップ。すでにアーセナル、トッテナム、レスター・シティ、チェルシーと強豪クラブと対戦しているが、3勝1分けという好成績を残している。ユルゲン・クロップ監督は、タイトル争いについて話をするのは時期尚早としながらも、チームの戦いぶりには満足している。

 そのリバプールは第6節でハル・シティと対戦する。今季、リーグ戦の唯一の黒星を格下と思われるバーンリー相手に喫しているだけに警戒が必要だ。強豪クラブがある程度プレッシングを掛けるのに対し、下位のクラブの多くは、守備を固めてくる。その守備をどう攻略し、得点を挙げていくか。また、ロングボールからの精度の高いカウンターに対して、どのように対応していくかは、この試合に限らず、今後の試合でもポイントになっていくだろう。

 2ゴールを挙げたセスクはどのような形で起用されるか(写真:Getty Images)

今季最初のビッグ・ロンドン・ダービー

 リバプールに敗れたことで、コンテ監督が築いてきたホームゲーム無敗記録も途絶えたチェルシーは、今節もアーセナルとのアウェーゲームという難しい試合が待ち受けている。現在、両チームとも3勝1分け1敗の勝ち点10位で、アーセナルが4位、チェルシーが5位と順位でも競っている。

 アーセナルは直近の2試合でハル・シティ、ノッティンガム・フォレストから、それぞれ4ゴールを奪っており、調子は上向きだ。ノッティンガム・フォレスト戦では、新加入のFWルーカス・ペレスが2ゴールを決めれば、同じく新加入のMFグラニト・ジャカもミドルシュートからゴールを決めた。新加入選手の実力に懐疑的だったファンに、その価値を示すには絶好の一戦だ。

 対するチェルシーは、リーグ杯3回戦のレスター・シティ戦では2点ビハインドから逆転勝利を収めた。そこで活躍を見せたのが、MFセスク・ファブレガスだ。コンテ監督は、守備面に足りないものがあるとして、かつてアーセナルでもプレーしていた背番号4をリーグ戦では先発から外し続けてきたが、この試合ではどうなるか。チェルシーは2012年以降、リーグ戦ではアーセナルに敗れていない。前節、指揮官のホーム無敗記録を止めてしまっただけに、この記録は守りたいところだ。 

 衰えが指摘されるルーニー。批判を跳ね返せるか(写真:Getty Images)

リーグ戦2連敗のユナイテッドはレスターと対戦

 ビッグ・ロンドン・ダービーに続いて注目を集めるのは、マンチェスター・ユナイテッドとレスター・シティの一戦だ。ビッグネームを集めたユナイテッドは、ダービーでシティに敗れると、ヨーロッパリーグでフェイエノールト(オランダ)に0-1で敗戦。さらに前節のリーグ戦でもワトフォードに1-3で敗れた。ミッドウィークのリーグカップでノーサンプトン・タウンに3-1で勝利したことで公式戦の連敗をストップしたが、6試合目でリーグ戦3敗目を喫してしまうとなれば、優勝争いにも影響を及ぼしかねない。

 ワトフォード戦では、DFクリス・スモーリングとGKダビド・デ・ヘアに連係面でミスが見られたほか、序盤から多くのチャンスをつくられた。ジョゼ・モウリーニョ監督は、先制点を許した場面などについて、ジャッジに対する不満を述べていたが、それ以上にユナイテッドのパフォーマンスは悪かった。不用意にボールを失って、試合から消えてしまうFWウェイン・ルーニーには多くの批判も集まっており、ポルトガル人監督がどのようなラインアップで試合に臨むかも注目だ。

 対するレスターは、前節バーンリーに3-0で快勝。ミッドウィークのリーグカップではチェルシーに2-4で逆転負けを喫した。3回戦での早期敗退となったが、献身的なプレーでチームを助けるFW岡崎慎司が2ゴールを挙げたことは大きい。日本代表FWのハードワークを評価する一方で、クラウディオ・ラニエリ監督は得点力のある選手を起用しようとして、チームのバランスを壊したこともあった。バーンリー戦ではFWイスラム・スリマニも2ゴールを決めていることから、指揮官がどういう選手起用をするかも注目だ。 

首位を走るシティを率いるグアルディオラ監督(写真:Getty Images)

シティはミッドウィークに続くスウォンジー戦

 公式戦9連勝、リーグ戦唯一全勝で首位を走るマンチェスター・シティは、ミッドウィークのリーグカップに続き、スウォンジーと対戦する。そのリーグカップの試合ではDFガエル・クリシー、MFアレイクス・ガルシアがゴールを決めて2-1で勝利した。ペップ・グアルディオラ監督が植え付けているパスワークはチームに浸透しており、チームは抜群の安定感で白星を重ねている。

 気がかりなのは、バックパスを受けたGKが足でボールを扱う際にピンチを招くことが多いこと。また、5月のチャンピオンズリーグ以来となる公式戦出場となったDFバンサン・コンパニが再び負傷して、再び離脱を余儀なくされるかもしれない点も、不安材料だ。それでも、エースFWセルヒオ・アグエロがの出場停止処分も解ける一戦で、シティの優位は変わらないだろう。

《文=河合拓》

イングランド・プレミアリーグの生放送予定

プレミアリーグ第6節

・マンチェスター・ユナイテッド vs レスター(岡崎慎司)
 9月24日(土) 夜8:15〜夜11:00(生中継 J SPORTS 4
・アーセナル vs チェルシー
 9月24日(土) 深夜1:15〜朝4:00(生中継 J SPORTS 4

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