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16/09/16【プレミア】ダービーを制したシティは公式戦7連勝、ユナイテッドは2連敗で第5節へ

モウリーニョに強烈な恩返しをしたデ・ブライネ(写真:Getty Images)

公式戦7連勝のシティと2連敗のユナイテッド

 第4節のビッグゲーム、マンチェスター・ダービーを制したのは、オールド・トラフォードに乗り込んだマンチェスター・シティだった。互いに3連勝で迎えた大一番は、シティのゴールで動き出す。15分、FWセルヒオ・アグエロの出場停止を受けて先発に入ったFWケレチ・イヘアナチョが後方からのロングボールをフリックすると、ユナイテッドの守備ラインにギャップができる。そこに走り込んだMFケビン・デ・ブライネがボールを奪って抜け出し、GKダビド・デ・ヘアとの1対1を制して先制点を決める。さらに36分にも、デ・ブライネがエリア内で放ったシュートが左ポストを叩くと、ゴール前でフリーになっていたイヘアナチョが押し込み、リードを2点に広げた。

 2点を追う展開となったユナイテッドも、42分にFWウェイン・ルーニーのクロスをGKクラウディオ・ブラーボが弾いたところをFWズラタン・イブラヒモビッチがボレーで決めて1点を返す。ユナイテッドは後半からFWマーカス・ラッシュフォードを投入して同点ゴールを目指した。しかし、ラッシュフォードのシュートが、オフサイドポジションにいたイブラヒモビッチに当たってゴールに入るなど不運もあり、追いつくことはできずにライバルに敗れることとなった。

 ユナイテッドはミッドウィークのヨーロッパリーグでも黒星を喫しており、公式戦2連敗中。アウェーでのワトフォード戦には、何がなんでも勝ち点3を奪いに行くだろう。ボーンマスと対戦するシティは、開幕戦から公式戦7連勝と絶好調。MFジャック・ウィルシャーが加入したとはいえ、プレミア残留が現実的な目標のボーンマスは、難しい90分を迎えるはずだ。

リバプール戦での先発が確実なダビド・ルイス(写真:Getty Images)

 注目のチェルシー対リバプール

 第5節で注目を集めるのが、チェルシーとリバプールの一戦だ。アントニオ・コンテ監督が就任した今季、3連勝という好スタートを切ったチェルシーだった、前節のスウォンジー・シティ戦は2-2の引き分けに終わった。第3節のバーンリー戦と同じ先発メンバーで試合に臨んだチェルシーは、MFオスカルからのパスを受けたFWジエゴ・コスタがゴールを決めて1点をリードする。しかし、その後のチャンスを生かせずにいると59分にエリア内でGKティボー・クルトゥワがファウルを犯し、PKを与える。このPKをMFギルフィ・シグルズソンに決められて同点とされると、その3分後にはDFガリー・ケーヒルが不用意にボールを失い、カウンターから逆転ゴールを許してしまう。それでも81分にFWジエゴ・コスタがゴール前の浮き球をオーバーヘッドでゴールに叩き込み、試合を振り出しに戻した。勝ち越し点こそ挙げられなかったが、無敗をキープしている。

 一方のリバプールは、第3節で昨季王者のレスター・シティと対戦した。リバプールは13分にMFジェームズ・ミルナーがスルーパスをFWロベルト・フィルミーノに届ける。絶妙なトラップでDFをかわしたフィルミーノは右足でシュートを決めてリードを奪う。その後も攻勢のリバプールは、FWサデオ・マネのゴールでリードを広げた。レスターも、38分にはFW岡崎慎司のプレッシングが相手のミスを誘い、FWジェイミー・バーディーが1点を返す。後半に入るとリバプールは56分にMFアダム・ララーナが強烈なシュートを叩き込み、再び2点差にする。さらに試合終了間際にも速攻からフィルミーノがこの試合2点目を決めて4-1と快勝した。

 ここまでのリーグ戦の成績を見ると、チェルシーは安定感で上回っている。しかし前節、キャプテンのDFジョン・テリーが負傷して、この試合は欠場する。夏の移籍市場最終日に3年ぶりにロンドンへ戻ってきたDFダビド・ルイスがその穴を埋めることになるが、果たしてコンテ監督の下、パリサンジェルマンでは3番手まで降格していたブラジル代表DFは再生するだろうか。ここまで安定感に欠ける戦いぶりを見せているリバプールだが、アーセナル戦、レスター戦で4ゴールを挙げているように、ハマったときの爆発力はリーグ有数。それだけに抑えることができれば、今後の戦いへの自信にもなるだろう。 

リバプール戦でも得点を決めたレスターのバーディー(写真:Getty Images)

ジャイアントキリングを狙うバーンリーとハル

 リバプールに大敗したレスターだが、ミッドウィークの欧州チャンピオンズリーグでは、クラブ・ブリュージュに3-0で勝利。MFリヤド・マフレズが2ゴールを挙げている点も、明るい材料だ。他国で欧州カップ戦のアウェーゲームを戦ってから、週末に自国でリーグ戦を行うというスケジュールは、レスターにとって初めてのこと。シーズンが始まって間もない時期であり、肉体的にはそれほど疲労も蓄積していないだろう。それでも、欧州という未知の舞台での試合を終えたばかりの彼らが、普段通りに戦えないことも考えられる。バーンリーは、すでにリバプールを破るなど、チームのポテンシャルが高いことを示しており、レスターにとっても気の抜けない相手である。

 2連勝中のアーセナルは、敵地でハル・シティと対戦する。新加入のDFシュコドラン・ムスタフィが、まだチームにフィットしていないアーセナルは、攻撃力でカバーしたいところ。両チームは、ともに2勝1分け1敗で、アーセナルが7位、ハルが8位となっている。開幕戦でレスターを破ったハルは、欧州CLのパリサンジェルマン戦(1-1)をミッドウィークにこなしたアーセナルを破って、順位をひっくり返したい。

《文=河合拓》

イングランド・プレミアリーグの生放送予定

プレミアリーグ第5節

・チェルシー vs リヴァプール
 9月16日(金) 深夜3:45〜朝6:30(生中継 J SPORTS 4
・ハル vs アーセナル
 9月17日(土) 夜10:53〜深夜1:30(生中継 J SPORTS 2

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