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16/09/09【週刊 岡崎慎司】クラブ史上最高額でライバルが加入、ゴールが欲しいリバプール戦

チームに合流し、リーグ戦に向けてトレーニングする岡崎(写真:Getty Images)

新アンフィールドで迎える再開初戦

 W杯予選による中断期間が終わり、プレミアリーグは9月10日から再開する。レスターに所属するFW岡崎慎司も、リバプールとの第4節に挑む。

 この第4節で「新アンフィールド」がお披露目となる。リバプールの本拠地アンフィールドは、二段階からなる拡張工事の第一段階を終え、メインスタンド部分が完成。収容人数は、4万5,000人から5万人4,000人へと拡張された。将来的にはゴール裏のアンフィールド・ロード・エンド、つまり地元サポーターが集うKOPスタンドとは反対側のゴール裏スタンドも拡張し、5万9,000人程度まで収容できるようになる。第1段階を終えたアンフィールドが、このレスター戦でベールを脱ぐのだ。

 そして、岡崎である。W杯アジア最終予選の初戦となったUAE戦で先発。ゴールを挙げられないまま66分に交代を命じられると、2戦目のタイ戦ではベンチスタートになり、最後まで出番の声はかからなかった。本人としては満足のいかない結果に終わったが、クラウディオ・ラニエリ監督としては、第2戦で出番のなかった岡崎の疲労具合を気にすることなく起用できそうだ。昨季のリバプール戦ではホーム&アウェイの2試合で先発起用されているだけに、今節も日本代表FWがスタメンに名を連ねる公算は大きい。

 気がかりは、クラブ史上最高額で加入したアルジェリア代表FWのイスラム・スリマニの存在だ。スポルティング・リスボンで27ゴールを挙げた得点力、188センチの長身を生かした高さと、申し分のない実績と能力を引っさげてレスターにやって来た。

 そのスリマニは、アルジェリア代表としてアフリカ・ネイションズカップ2017予選のレソト戦に出場し、6−0の大勝に貢献している。チーム合流後、間もないことからリバプール戦はベンチスタートの可能性が高く、岡崎が先発メンバーに入るとみられる。

 レスターとしても、岡崎を必要としている状況だ。日本代表FWを先発から外し、代わりに新戦力のFWアーメド・ムサを2トップの一角に入れたハルとの開幕戦は、まったくと言っていいほど機能しなかった。ところが、岡崎投入後はスムーズにパスが回り始め、2節のアーセナル戦から先発に復帰。豊富な運動量で前線を活性化し、積極的なプレッングで攻守両面のスイッチを入れると、チームはこの2試合を1勝1分で乗り切った。チームパフォーマンスが著しく改善したことからも、岡崎の存在価値が改めて浮き彫りになった。現時点における2トップの序列で言えば、岡崎はFWジェイミー・バーディーに次ぐ2番手であろう。

 とはいえ、長い目で見れば、スリマニが最大のライバルになってくるのは間違いない。献身性やアグレッシブな守備、中盤に降下してのポストワークは評価が高いだけに、定位置を維持するには、やはりゴールの数を増やしたいところだ。

 もちろん、岡崎も同じ認識でいる。ゴールを挙げてこそ、FWの価値は高まる。だからこそ、チームの潤滑油として機能しながら、貪欲にゴールを目指そうとしている。岡崎は言う。

「足元でパスを受けて、裏にも抜け、リンク役みたいなプレーをこなす。その中で、『ここでもらえそう』というときに、リヤド(マフレズ)や(ジェイミー)バーディーに『パスを出して』と言っておく。それで、何度か来たチャンスを決めて信頼を高める。今季は決めたいですね。決めたいし、攻めたい。仕掛け続けたい」

 リバプールとの一戦が終われば、ミッドウィークにクラブ・ブルージュとのCL初戦が控えている。岡崎としても、この大事な2試合でネットを揺らしたい。

《取材・文=田嶋コウスケ》

イングランド・プレミアリーグの生放送予定

プレミアリーグ第4節

・マンチェスター・ユナイテッド vs マンチェスター・シティ
 9月10日(土) 夜8:15〜夜11:00(生中継 J SPORTS 1
・リヴァプール vs レスター(岡崎慎司)
 9月10日(土) 深夜1:23〜朝4:00(生中継 J SPORTS 2

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