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16/08/31【週刊 岡崎慎司】自他ともに認めるハイパフォーマンスで今季初勝利に貢献

岡崎は無得点も今季初勝利を支えた(写真:Getty Images)

昨季のスタイルを取り戻しつつあるレスター

 レスター・シティのFW岡崎慎司が、プレミアリーグ3節のスウォンジー戦で先発出場を果たした。精力的に動いて中盤とのリンクプレーをこなし、今季初勝利に大きく貢献(結果は2−1)。80分の交代時には、レスターサポーターにスタンディング・オベーションで迎えられた。

 たしかに、この試合の岡崎は攻守両方でエッジの効いたプレーを見せた。守備ではプレスが効果的で、前線から積極的に詰めるだけでなく、最終ラインのパス回しも執拗に追いかける。すると、「たまらん」とばかりに相手選手がパスミス。このチャンスを逃さず、後方部の選手がマイボールにした。1−2で敗れたハル・シティとの開幕戦に比べると、レスターは昨季のプレースタイルを取り戻し始めている。

 こうした献身的な動きに加え、攻撃でも敵の脅威になった。44分には強烈なミドルシュートでGKを強襲。56分にはPKを獲得し、MFリヤド・マフレズが失敗したそのPKのこぼれ球を押し込んだが、GKにブロックされた。得点こそ奪えなかったが、開幕から3試合で最もゴールに近づいた試合だった。

「積極性」と「献身性」のバランスが良かったのは、英メディアの評価からもうかがえる。英紙『サンデー・タイムズ』は、MFダニー・ドリンクウォーターとFWジェイミー・バーディー、セントラルMFとして出場したダニエル・アマーティと並び、岡崎にチーム最高点タイとなる「8点」の高評価を与えた。英紙『デイリー・メール』、地元紙『レスター・マーキュリー』も「7点」の評価。実際、岡崎も「『自分が一番良かった』と言えるくらい、チームの中で効いていたと思う」と自画自賛の内容だった。日本代表FWは続ける。

「一体感のあるコンパクトなサッカーができた。その中で、貢献できていると思う。打開するプレーができているし、シュートも打てた。決定的なチャンスやラストパスが入れば、というシーンも何回かあった。ジレンマはあるけど、チャンスがないわけじゃない。走り込んだ場所にボールは来ているので。ああいうところで決定的な仕事をする。PKも取れたし、チャンスには絡めている。もちろん、チームの勝利も大きいですね。おかげで、次の試合も出場できる可能性が高まった」

 岡崎だけでなく、セントラルMFとして出場したアマーティも存在感を示した。本職の右SBのほか、CBやセントラルMFもこなす万能性の高いガーナ代表が中盤の底に入り、ボール奪取力は飛躍的に高まった。岡崎も効果を認める。

「アマーティは、しっかり潰せる選手。彼がドシッと構えてくれるのは大きいです。ドリンクウォーターも(アンディ)キングも良い選手なのですが、2人とも攻撃的な選手。この2人が並ぶと、攻撃に比重がかかってしまい、うまくいかない。最後の砦というわけではないですけど、CBの前にアマーティがいるのは大きい」

 開幕から3試合を終え、1勝1分1敗。ハルとの開幕戦を落とした後、結果とその内容から不安を覚えずにいられなかったが、2節のアーセナル戦を境に調子を取り戻した。そのなかで中心的な役割を果たしているのが岡崎にほかならない。積極的にゴールを狙いながら、周囲の状況を素早く察知し、献身的に動き回る。レスターも岡崎も、風向きは悪くないだろう。

《取材・文=田嶋コウスケ》

日本代表関連生放送予定

2018 FIFA ワールドカップロシア アジア最終予選

・日本 vs  UAE
 9月1日(木) 夜6:30〜夜9:50(生中継 NHK BS1、テレビ朝日系)

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