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16/07/25【ICC】PSGに完敗したインテルの中で長所を示した長友佑都

中盤の左サイドで先発出場した長友(写真:Getty Images)

フランス王者がインテルを一蹴

 インターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)インテル対パリ・サンジェルマン(PSG)がアメリカ・オレゴン州で行われ、フランスの絶対王者として君臨するPSGがインテルを3-1で一蹴した。またインテルの日本代表DF長友佑都は先発フル出場して、ロベルト・マンチーニ監督に持ち味をアピールした。

 先発出場を果たした長友のポジションは本来のサイドバックではなく、4-4-2フォーメーションの左サイドハーフ。2014年ブラジルW杯コートジボワール戦でもマッチアップしたコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエと対面する格好となった。

 試合はリーグ・アン4連覇を果たしたPSGが序盤からボールを支配した。14分に得た直接FKをインテルGKサミル・ハンダノビッチが弾いたところをオーリエが詰めて先制に成功した。

 一方のインテルはMFステバン・ヨベティッチが単発的にシュートに持ち込む場面が多く、なかなか連動した形をつくることができなかった。しかし前半アディショナルタイムに右CKから相手のハンドを誘ってPKを獲得。これをヨベティッチが落ち着いて決めて1-1の同点としてハーフタイムを迎えた。

 後半に入るとPSGは新加入のMFハテム・ベンアルファが積極的にドリブルを仕掛けるなど、攻撃により厚みをかけてきた。インテルの守備ブロックが徐々に決壊し始め、61分にゴールやや左約25mの位置での直接FKのチャンスを得る。これを途中出場のDFレビン・クルザワが鋭い弾道でのシュートをゴールネットに突き刺して2-1と勝ち越し。その後もPSGは両サイドの揺さぶりを中心にインテルを押し込んだ。そして86分には右サイドからのクロスをオーリエが合わせてこの日2得点目。3-1として試合を締めくくった。

 完敗を喫したインテルの中で長友は奮闘した。20分に高い位置でボールを奪うと左サイドでオーリエとの1対1に持ち込んでクロスまで持ち込んだ。ただ前半はサイドバックに入ったトルコ代表DFジャネル・エルキンとのコンビネーションで抜け出すことはできず、持ち味が生きない展開となった。守備面でも相手のロングカウンターに必死で戻ってシュートブロックするなど、劣勢のチームにあって個人としてのストロングポイントは発揮した。

 一方で今季から就任したウナイ・エメリのもとで新たなチャレンジを始めたPSGのチームづくりは順調の模様だ。元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチこそマンチェスター・ユナイテッドに去ったが、ブラジル代表チアゴ・シウバ、ブラジル代表MFルーカスら各ポジションの代表選手は健在だ。

 またこの日はウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、イタリア代表MF、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアらを後半途中から投入する“調整段階”ながらボール支配率でインテルを圧倒した。新シーズンこそ悲願のUEFAチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたいクラブとしては、好調なスタートを切ったと言えるだろう。

《文=茂野聡士》

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