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16/05/29【CL決勝レビュー】リベンジに燃えるアトレチコを下し、レアルが11度目の欧州制覇!!

 
欧州の頂点に立ったレアル・マドリー(写真:Getty Images)

 

2年ぶりのマドリードダービーを制したのは、またもレアル

 28日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝は、ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアル・マドリーが、アトレチコ・マドリーをPK戦の末に5-3で勝利し、2年ぶり11度目の欧州王者に輝いた。

 4-3-3の布陣を採用したレアル・マドリーの先発は、GKケイロル・ナバス、DFは右からダニエル・カルバハル、ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ。中盤の底にカゼミーロ、インサイドハーフにルカ・モドリッチ、トニ・クロース、そして最前線にクリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ギャレス・ベイルのBBCが入った。

 一方のアトレチコは、4-4-2の布陣で、GKヤン・オブラク、最終ラインは右からDFファンフラン、ステファン・サビッチ、ディエゴ・ゴディン、フィリペ・ルイス。中盤はアウグスト・フェルナンデス、コケ、サウール・ニゲス、ガビ。そして2トップは、アントワーヌ・グリーズマンとフェルナンド・トーレスが起用された。

 序盤から両チームとも積極的に仕掛ける。5分にはサウールのクロスからコケが右足のボレーでオープニングシュートを放つと、その1分後にはレアルもベイルのクロスにベンゼマが合わせたが、GKオブラクに阻まれる。

 そして15分に試合は動く。左サイドでFKを得たレアルは、トニ・クロースがゴール前にクロスを入れる。これをベイルがフリックすると、ゴール前に詰めたセルヒオ・ラモスが左足で押し込み、1点をリードした。

 先制したレアルは守備的な戦い方となり、アトレチコがボールを保持していく。互いの我慢が続く展開の中、アトレチコはグリーズマンが何本かミドルシュートを放ったが、得点は挙げられない。前半はレアルが1点をリードしたまま終了する。


アトレチコの前に立ちふさがったペペ(写真:Getty Images)


勝敗の行方はPK戦へ

 後半開始と同時にアトレチコは選手を交代する。フェルナンデスを下げ、MFヤニック・カラスコをピッチに送り込んだ。そして後半開始早々の46分、アトレチコはボックス内でフェルナンド・トーレスがペペに倒されてPKを獲得する。グリーズマンがキッカーを務めたが、シュートはクロスバーに嫌われて同点に追いつくことはできなかった。

 

 ピンチを乗り切ったレアルだが、52分にはカルバハルが負傷し、DFダニーロを起用する。今季、不安定なプレーが多かったブラジル人のサイドを突きたいアトレチコは、58分にそのサイドからカラスコがクロスを入れる。サウールがボレーで合わせたが、枠を捉えられなかった。

 

 レアルが狙っていたカウンターを仕掛けたのは、70分。モドリッチからのスルーパスがベンゼマに通り、ドリブルでボールを運んだベンゼマがシュートを放ったが、GKオブラクの好セーブに遭う。リードを保つレアルは、トニ・クロースに代えてMFイスコ、ベンゼマを下げ、MFルーカス・バスケスを投入して試合を締めにかかる。さらに78分には決定機をつくり出したが、C・ロナウド、ベイルのシュートは体を張るアトレチコの守備に阻まれた。

 迎えた79分、アトレチコが同点に追いつく。右サイドの高い位置に走り込んだファンフランが、ダイレクトでゴール前にクロスを入れる。これにカラスコが合わせて試合を振り出しに戻した。その後もお互いに譲らずに試合は延長戦へ突入する。

 延長戦でも両チームは譲らない。105分にアトレチコはグリーズマンがバイシクルシュートでゴールを狙うが、枠を捉えられない。前回のCL決勝では延長で多くのゴールが決まったが、この試合では互いに守備の集中が切れずに、得点が決まらないまま、勝敗はPK戦で決められることとなった。

 互いに3人が成功して迎えた4人目。レアルはセルヒオ・ラモスが決めたのに対し、アトレチコはファンフランが失敗。そして5人目のキッカーとして登場したC・ロナウドがゴール右にシュートを決め、5-3で死闘に決着を付けた。2年前の雪辱に燃えていたアトレチコを下したレアルが、2年ぶり11度目の欧州王座に就き、日本で開催されるクラブW杯の出場権も獲得している。

《文=J:COMサッカー編集部》 

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